阿櫻(あざくら) 阿櫻酒造
●「トンネルを抜けると雪国であった」
秋田空港に降り立つと、そこには川端康成の「雪国」のような世界が広がっていました。
飛行機が着陸できないのではないかと心配になるような雪でしたが、
横手に移動する頃には晴天が広がり、我々を歓迎してくれているかのようでした!
小正月行事であるかまくら祭りを目前に控えた2月中旬の秋田県横手市。
この時期に阿櫻酒造の酒造りはピークを迎えます。
町中の至る所に大人が入れるサイズのかまくらが作られていました。
そんな東北でも有数の豪雪地帯に阿櫻酒造はあります。
横手盆地の自然豊かな場所に位置しており、
蔵のすぐ横を奥羽山系の伏流水が流れる酒造りに適した環境。
地元の豊かな自然の中で育まれた素材を厳選して使用しています。
そういった環境の中で秋田流寒仕込と呼ばれる伝統的な酒造りは行われています。
●「まずやってみる」。チャレンジングスピリットが生む銘酒
設備の機械化が進む蔵が多い中にあって、阿櫻酒造では酒造りの多くの行程が手作業で行われています。
手作業が多いと言う事は蔵人の技術や経験に頼る部分が増えてきます。
しかし自然が相手とあって一筋縄ではいかないのが酒造り。
そのような環境の中で色々な挑戦をしてきました。
かつては「かまくら」や「雪の音(ゆきのね)」と言った地元向けのブランドが主力でしたが、
2008年に現在の主力商品となっている「阿櫻」ブランドを立ち上げました。
横手のシンボルである横手城の別名、「阿櫻城」からその名前は付けられています。
阿櫻酒造の蔵人さんが作った米を使った「阿櫻テロワールシリーズ」、
今や阿櫻ブランドの看板商品となったメタリックなラベルが特徴的な「セクシーシリーズ」や
リンゴ酸多産性酵母の発酵を生かした造りをする「りんごちゃん」などの一風変わったネーミングも目を引きます。
それら数々の取り組みに決して「No」と言うことなく、
「まずやってみよう」と積極的に取り組む蔵人たち。
寡黙であるものの、内に秘めた情熱を持って酒造りに取り組む姿勢。
鑑評会で数多くの賞を獲得している結果にも表れています。
●酒造りひとすじ。地元の伝統を受け継ぐベテランの味!
阿櫻酒造の酒造りに欠かせないのが、造りを取りしきる照井杜氏の存在です。
酒造りに関わること45年以上、杜氏になって30年の大ベテラン。
2015年には長年に渡り伝統を守ってきた功績が評価され、黄綬褒章(おうじゅほうしょう)も受章しています。
横手が発祥の山内杜氏(さんないとうじ)は全国五大杜氏集団の一つとも言われており、東北有数の規模を誇ります。
しかしその中で地元で産まれ育った現役の杜氏はわずか5名。
そのうちの1人が照井杜氏です。
地元にルーツを持つ山内杜氏組合の中でも土地に根付く「生真面目」な伝統を守る中心人物です。
そんな彼のチェックを通った物のみが世に出てくる厳しさは「阿櫻主義」と呼ばれています。
●創業130周年を「はじまり」と位置付け、さらに上を目指す
明治19年に創業した阿櫻酒造は、2016年に創業130周年を迎えました。
130周年を迎えるにあたって掲げたスローガンは「はじまり」。
近年、県外でも少しずつ知名度が向上してきており取扱店も多くなってきています。
その中で様々な挑戦を行う阿櫻酒造。
佐野屋が取引を開始したのも2016年9月とまだまだ「はじまり」の段階です。
28BYは新たな蔵人も迎え、まさに「はじまり」の年。
これからますます注目度が上がっていくと期待される「阿櫻」を佐野屋も応援していきます。
地酒.COMは蔵元との太いパイプにより、
商品の安定供給を受けています。
JIZAKE.COMの佐野吾郎です。
阿櫻の販売はインターネット通販を代表する佐野屋が蔵元に代わって責任を持って行わせて頂きます。
当店は蔵元との太いパイプにより、商品の安定供給を受けております。
インターネットで阿櫻・かまくらをお求めの際は、是非とも地酒.COM、佐野屋を御利用下さい。
各種メディアの取材には喜んでご協力させていただきます。
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2024年5月
●「全国新酒鑑評会」で入賞!
阿櫻酒造は2024年5月「令5酒造年度全国新酒鑑評会」にて入賞しました。
2023年5月
●「KURA MASTER 2023」にてプラチナ受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査され、まずは各部門ごとにプラチナ賞と金賞が選ばれます。
その結果、純米大吟醸酒部門において「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」がプラチナを受賞しました。
2023年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2023」でCOMMENDEDを受賞!
2023年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2023」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、純米酒の部において「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 吟の精」がCOMMENDED(大会推奨酒)、大吟醸酒の部において「阿櫻 大吟醸」がCOMMENDED(大会推奨酒)を受賞しました。
2022年 4月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022」で銀メダル受賞
2022年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2022」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、純米大吟醸の部において「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 美郷錦」がCOMMENDED(大会推奨酒)、大吟醸の部において「阿櫻 大吟醸」が銀メダル、普通酒の部においてに「阿櫻 生詰め原酒 亀の尾」が銀メダル選ばれました。
2020年 8月
●全国燗酒コンテスト2020にて金賞受賞!
全国燗酒コンテスト審査会は2020年8月6日、7日の2日間にわたり東京千代田区の学士会館において実施。全国245の酒造会社から出品された815点の酒が、4部門に分けられブラインドで審査されました。
その結果、お値打ち熱燗部門において阿櫻酒造の「かまくら 本醸造」が金賞を受賞しました。
2020年 5月
●「全国新酒鑑評会」で入賞!
2020年5月「令和元酒造年度全国新酒鑑評会」にて「阿櫻 大吟醸」が入賞しました。
2020年度の全国新酒鑑評会は新型コロナウィルス感染症拡大に伴う対応として、本来執り行われるはずの結審は中止となりました。予審の結果をもって入賞酒を決定し、金賞酒は選定されていません。
2019年 7月
●全国燗酒コンテスト2019にて金賞受賞!
2019年7月31日、全国燗酒コンテストはキリンドラフトマスターズスクールで審査会を実施。全国268の酒造会社から出品された905点の酒が、4部門に分けられブラインドで審査されました。
その結果プレミアム燗酒部門において「阿櫻 特別純米 無濾過原酒 秋田酒こまち 7号酵母」が金賞を受賞しました。
2019年 7月
●漫画『咲良の居酒屋歳時奇』にて阿櫻 Sparkling(スパークリング)が紹介されました!
秋田書店 漫画『咲良の居酒屋歳時奇』にて阿櫻 Sparkling(スパークリング)が紹介されました。
神々が集まる不思議な居酒屋「佐庭」と“視えちゃう”女の子「咲良」の美味しい物語開幕! 美味を好み日本酒を愛す筆者が贈る、伝統行事のウンチクと旬の味満載の神グルメコミック
2019年 5月
2019年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019」で銅メダル受賞!
世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2019」のSAKE部門の審査会がロンドンで開催され、9部門のトロフィー受賞銘柄が5月18日に発表されました。
その結果、大吟醸酒の部において「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 吟の精」が銅メダルを受賞しました。
2018年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2018」で銀メダル受賞!
世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2018」のSAKE部門の審査が山形県で開催され、9部門のトロフィー受賞銘柄が5月18日に発表されました。
その結果、大吟醸酒の部において「阿櫻 大吟醸」が銀メダルを受賞しました。
2018年 3月
●食マガジン「dancyu」に「もぎたて りんごちゃん」が掲載されました
2018年3月号の「dancyu」は日本酒特集。そこで酸の出る酵母を使用した酒の代表として「阿櫻 あざくら もぎたて りんごちゃん」が選ばれました。
「リンゴ酸を大量に生成する協会酵母No.77を使用。原酒にして12%の低アルで、軽快な飲み口」と紹介されています。
2017年 10月
●「平成29年仙台国税局東北清酒鑑評会」にて優等賞受賞!
平成29年10月「仙台国税局東北清酒鑑評会」において、
阿櫻酒造が純米酒の部門で優等賞を、また、吟醸酒の部門で優等賞(評価員特別賞)を受賞しました。
優等賞は最優秀賞(1蔵)に次ぐ賞です。