焼き物の里で出会った美酒
●焼き物の里、伊万里で出会った美酒
佐賀県の伊万里市といえば、市の名前である伊万里焼がとても有名で、市内には橋や交差点など至る所に伊万里焼が飾られている「焼き物の里」です。
現代でも高い芸術性を評価されている伊万里焼は、江戸時代初期の佐賀藩が日本で初めて製造を開始した磁器の総称で、藩の威信を賭けて製作された一部の作品は、将軍家や大名への献上品として用いられていました。
また、長崎の出島から東インド会社を通してヨーロッパの王侯貴族の間にも広まり、「imari」の名で400年以上も前から親しまれていました。
一方、食の分野では黒毛和牛が有名で、全国ブランド「佐賀牛」の中でも伊万里周辺の黒毛和牛は特に「伊万里牛」の通称で流通しています。
目で楽しむ芸術「伊万里焼」と、舌で楽しむ美味「伊万里牛」が現在の伊万里の名産品となっています。
そして伊万里にはもう1つ、「美酒」があります。
伊万里焼に負けない品質を目指し、日々酒造りに精進を重ねる古伊万里酒造の造る「前(さき)」という日本酒です。
TOPICS「全米日本酒歓評会 2023」で銀賞受賞!
2023年8月、ホノルルにあるハワイ・コンベンション・センターにて「US National Sake Appraisal 全米日本酒歓評会2023」の審査が行われました。578品の出品酒を香り、味、バランス、総合評価の4つのカテゴリーで審査。 その結果、吟醸部門にて「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」が銀賞を受賞致しました。
TOPICS「KURA MASTER 2023」にてプラチナ受賞!
本年は、出品数を1,000点に絞り、審査環境を変えるなど、今後の継続的開催に向けての検証を行い、4年ぶりの開催となりました。
その中から純米吟醸部門にて、「古伊万里 純米吟醸」がSILVERを受賞しました。