能登杜氏藤田晶子の熱い思い、車坂の個性が生み出した美酒! ◇車坂 生もと純米酒 火入れ 2021BY[2024年11月蔵出]
商品説明
●大変お待たせしました。入荷してまいりました。
《能登杜氏藤田晶子の熱き思い、車坂の個性が生み出した美酒!》
「よりキレイでお米の旨味を引き出した酒が造りたい。」
「吉村秀雄商店」藤田晶子杜氏が常に掲げている目標です。
これをより明確にする為に取り組んだのが「生もと造り」
まずは、「生もと造り」をどなたにでも分かるようにお伝えします。
生もと造りの酒は料理の美味しさを引き立てる為の食中酒です。
米の味をストレートに引き出す製法で、江戸時代に確立されました。
(詳細をお知りになりたい方は、最後に「車坂の生もと」の製法に付いて記載しておりますので是非ご覧下さい。)
次に、この酒の注目ポイントを先に書いてしまいます。
・無添加です!醸造アルコールはもちろんのこと、酵母も天然酵母、醸造用の乳酸も無添加で造られています。
・蔵人が無農薬無化学肥料で栽培された米を使用。
・江戸時代に主流だった米の旨味を丁寧に引き出した「生もと造り」で造られた酒です。
・手拭い作家、鴨川志野さんが手掛けられたオリジナル手拭いのデザインをラベル採用。
ここで改めて強調したいのは、酒を造っているのは実は人ではなくて、自然や微生物だということ。
人はあくまでも、お手伝いをしているだけ。(その「だけ」が大変なのですが。)
このことがとてもよく分かる商品です。
さて、肝心なこの酒の味わいですが、とても高いポテンシャルを秘めています!
濃いんですけど、サラッとしていてキレが良い。
酸はしっかり効いているのですが、とてもしなやか。
杜氏がおっしゃっている通り、キレイに米の旨味が引き出されています。
米がよく溶けたのか、若いなりに美味しく飲めました。
とは言え、この酒が本格化するのはまだまだ先。
熟成で益々美味しくなっていきます。
皆様、1口、1杯、1本で終わらず、経過を見てあげて欲しいです。
飲む毎に深まる味わいを楽しんで頂けます。
「車坂の生もと純米酒」
是非お試し下さい!
オススメです!
【より詳しく日本酒のことをお知りになりたい皆様へ】
《生もと造りとは》
日本酒を製造する際、いきなり大きなタンクでは仕込みません。
まず最初は小さなタンクからスタートします。
その小さなタンクの中で造られる物のことを「もと」「酒母」と呼びます。
生もと(きもと)造りとは、酒の元である、「酒母」の仕込み方の名称で、江戸時代に確立されました。
当時は乳酸菌や酵母など、酒造りの多くは天然の微生物頼りでした。
従いまして、蔵に棲み付いている微生物が木桶の中で湧くまで待たなければならず、とても時間が掛かりました。
同時に、精米技術が今より乏しかったので、それを補う重労働が伴いました。(もと摺り)
明治時代に入ると、酒の醸造が科学で解明されるようになります。
酒造用の酵母が誕生したり、精米技術の向上により生産効率が大きく向上します。
そして、現在では「速醸(そくじょう)」と呼ばれる製法が主流になっています。
その一方で、伝統的な製法の維持に努めようとする蔵、過去の製法の再現を試みる蔵などによって、生もと造りは今も尚、受け継がれております。
製法の多くが自然に頼る部分が多い為、蔵によって味が大きく変わること、蔵の酒造りの特徴がより顕著に表れるのが生もと造りの酒の面白い所。
手造りを感じる素朴な味わいの食中酒から、甘酸っぱく飲みやすい物、ダイナミックな酸の酒など、蔵によって、その味わいは様々です。
《「車坂」の生もと造りとは》
「よりきれいで米の旨味を引き出した酒が造りたい。」
それを実現するために「吉村秀雄商店」の藤田晶子杜氏が選んだ手法が「生もと造り」です。
「生もと造り」と一言で言っても、仕込みの方法によって様々なタイプの酒に造り上げることが出来ます。
その中で「吉村秀雄商店」が「生もと」で表現したかったのは、きれいな米の旨味だということです。
また、この商品では蔵独自の味を造ることにもこだわっています。
その1つが道具。
「吉村秀雄商店」では木製の「半切り」と呼ばれる浅い桶を使用しています。
木製の半切りを使用することで、半切りに「車坂」オリジナルの乳酸菌が棲み付きます。
これが「吉村秀雄商店」の味に繋がるのです。
この木製の半切りを製作されているのは日本で1社ということで、とても貴重です。
「吉村秀雄商店」では、大阪府堺市で醸造用の木桶を製作されている「ウッドワーク」社製の物を使用されています。
次に原料米。
「車坂の生もと純米」に使用されている米は、蔵人の筧浩人(かけひひろと)さんが栽培された物を全量使用されています。
筧さんの地元、石川県の能登半島の西側の付け根に位置する、羽咋郡宝達志水町(はくいぐんほうだつしみずちょう)の田んぼで育った五百万石という品種。
しかも、無農薬・無化学肥料。
様々なリスクと向き合いながら手間を惜しまず、心を込めて栽培された米。
その米を今度は蔵人として酒に仕上げる。
筧さんの思いもこの酒にはギュッと詰め込まれているのです。
最後にラベル。
これらをまとめ上げる商品の顔です。
京都の手拭い作家、鴨川志野さんが蔵に泊まり、酒造りの様子をスケッチ。
そのスケッチを元に出来上がった手拭いのデザインをベースにラベルが作成されました。
蔵人の酒造りの様子がラベルを見るだけで伝わって来ます。
是非、お酒を飲みながらジックリご覧下さい。
このように「車坂の生もと純米酒」は多くの造り手の技術・思いによって生み出された酒なのです。
それと忘れてはいけないのが主役である麹菌や蔵付き酵母等の微生物。
どれが欠けてもこの酒は造れません。
《朝だ!生です旅サラダで紹介されました。》
ABC放送 朝の情報バラエティ番組「朝だ!生です旅サラダ」にて蔵元の吉村秀雄商店、杜氏の藤田晶子さん、そしてこの酒が紹介されました。番組内で紹介されたBY(酒造年度)の酒は当店でも好評につき完売となりました。蔵元より急遽取り寄せ、ご用意いたしました。生もと造りの熟成酒でありながら飲んだ後の「キレ」の良さをお楽しみください。
《「車坂 生もと純米酒 火入れ 2021BY」を造る吉村秀雄商店とは》
創業は1915年(大正4年)造られた酒は「根来桜(ねごろざくら)」で大八車の載せて売り歩いていました。大正 昭和の時代に「日本城(にほんじょう)」というブランドで西宮市に蔵を新設して灘の大手酒造蔵と対抗。最盛期には1万石以上の生産力にまで発展しました。しかし阪神淡路大震災を機に原点の和歌山県岩出市に戻る。真の地酒を目指すべく「車坂くるまざか)」というブランドを立ち上げる。2012年に先代の杜氏の勇退に伴い現在の杜氏、藤田晶子さんを迎える。能登流の杜氏集団、能登杜氏の初の女性杜氏である藤田氏を迎え
蔵と造り手が一丸となった酒造りが今日も続いています。
商品スペック | |
---|---|
容量 | 720ml |
製造元 | 吉村秀雄商店(和歌山県) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.nihonsyu-nihonjyou.co.jp/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:石川県宝達志水町産五百万石(無農薬無化学肥料米) ■精米歩合:65% ■アルコール度数:16.1度 ■日本酒度:±0 ■酸度:2.3 |
受賞歴・マスコミ紹介
「KURA MASTER 2022」生 部門にて「車坂 生もと純米酒」が金賞受賞!
2022年6月「KURA MASTER2022」生 部門において 「車坂 生もと純米酒」は金賞を受賞しました。
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から始まった日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。
全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査され、各部門ごとにプラチナ賞と金賞として評価されます。また、金賞に選ばれた中から、プレジデント賞、Kura Master審査員賞を選出します。