《今飲むのに丁度良い酒を特別にセレクト！》

「車坂」の特徴の1つ。

それは、火入れの商品は熟成させてから出荷するということ。

一部を生でリリースされることもありますが、瓶詰めされた酒は貯蔵庫で熟成させ、十分に味が乗ってから出荷されます。

「Autumn Select(オータムセレクト)」は夏に行われる「呑み切り」と呼ばれるきき酒の中で選ばれた酒です。

呑み切りでは蔵の酒を全てきき酒するのですが、中でもオータムセレクトは未出荷の酒限定でベスト1を選定。

藤田杜氏が「今飲んで欲しい」という自信の1本です。

夏だとサラッとしたタイプが口当たりが良いですが、秋だと少し物足りない。

ほんの少しの若さを残しつつ、味も乗って来ている。

通年商品としてリリースされる前の一部を先行販売。

それが「Autumn Select(オータムセレクト)」です。

《お出汁に合う！日本料理が得意中の得意！》

「車坂の山廃純米大吟醸」では酒の柔らかさと西洋料理との相性の良さをメインにご説明しました。

今回ご紹介する「車坂の山廃純米吟醸」は日本料理が特によく合います。

この酒を飲んでいると出汁が欲しくなるんです！

恐らく、酒から感じるミネラル感がそうさせているのだと。

なので、ミネラル繋がりで昆布やワカメなど海藻類、魚介類の中でも貝類とは特によく合います。

「車坂」には「魚に合う吟醸酒」という、いかにも魚推しな酒があるので、そちらに取って置きたい事情はありますが、得意な物は推さない訳に行きません(笑)

商品説明を書くに当たって、営業さんからネタを頂くべく取材をしました所、興味深い情報を入手しました。

実は、ラベルのデザインにグリーンを使用しているのは海藻をイメージされているのだそうです。

つまり、造り手さんもミネラル感を意識されているということ。

ミネラルを多く含む食材は日本料理が最も得意とする所ですから！

このように「車坂」はとても料理との相性、調和を大切にした酒です。

杜氏さんを始め、造り手さんや営業さんも食べることが大好き！

そんな方々が自信を持って勧めてくれる酒ですから間違い無く食中酒です。

飲み方としましては、「山廃純米吟醸」は料理の温度に合わせるのがオススメです。

お刺身や冷菜の時は冷酒か冷や(常温)

温かい料理にはお燗。

特にお出汁を啜りながら飲むお燗はたまりません！

美味しさの秘訣はミネラル感。

魚介類を食べる時、美味しいお出汁を飲まれる際は是非、「車坂の山廃純米吟醸」をご用意下さい！

(文章：金巻 忍)