古伊万里 前(こいまり さき)古伊万里酒造
●焼き物の里、伊万里で出会った美酒
佐賀県の伊万里市といえば、市の名前にもなっている伊万里焼がたいへん有名です。市内の至るところ、橋や交差点などでも伊万里焼が飾られている「焼き物の里」です。
現代でも高い芸術性を評価されている伊万里焼は、江戸時代初期の佐賀藩が日本で初めて製造を開始した磁器の総称で、藩の威信を賭けて製作された一部の作品は将軍家や大名への献上品として用いられ、また、長崎の出島から東インド会社を通して、ヨーロッパの王侯貴族の間にも広まり、「imari」の名で親しまれていました。
一方、食の分野では黒毛和牛が有名で、全国ブランド「佐賀牛」の中でも伊万里周辺の黒毛和牛は特に「伊万里牛」の通称で流通しています。目で楽しむ芸術「伊万里焼」と、舌で楽しむ美味「伊万里牛」が現在の伊万里の名産品となっています。
そして伊万里にはもう1つ、旨い酒「美酒」が存在していました。
伊万里焼に負けない品質を目指し、日々酒造りに精進を重ねる古伊万里酒造の造る「前(さき)」という日本酒です。
●呉服問屋から酒造業へ
古伊万里酒造有限会社は1909年(明治42年)に酒造業を開始した酒蔵で、江戸時代では伊万里の港で呉服屋を営んでいた呉服商人でした。
しかし明治末期頃になると伊万里焼の輸出が減少し、港町の活気が失われていきました。そんな折に「酒蔵をしたらどうだろうか?」という案が持ち上がり、当時売りに出されていた酒蔵を入手。伊万里の港から郊外に移住し、酒造業をスタートしたのが古伊万里酒造の始まりです。
その後、古伊万里焼きが世界的に認められ、酒名にぜひその名前をつけたいとの願いで、「古伊万里」の酒名が誕生し、現在も主要銘柄として使用されています。
●4代目蔵元は敏腕の才女
現在の古伊万里酒造は、4代目蔵元の前田 くみ子さんと、旦那様で専務取締役の前田 悟さんが中心になって酒造りを行なう酒蔵です。
くみ子さんは上智大学で経営学を学んだ才女で、大学卒業後に実家の蔵に戻り、事務職に専念します。
転機が訪れたのは2002年。知り合いの蔵元から「経営だけでなく、造りを覚えないと酒の魅力を伝えられない」という言葉がきっかけとなり一念発起。東京滝野川の酒類総合研究所で酒造りの研修を受け、日本酒の造りにも挑戦するようになりました。
酒造技術者として研鑽を磨く一方、経営者としての販売戦略面においても手腕を発揮し、地元の名産である有田焼のカップに入ったカップ酒「NOMANNE(ノマンネ)」を商品化。これが贈り物やお土産用途で人気商品となり、香港など海外への展開も視野に入れている大ヒット商品に成長しています。
(余談)蔵元の姓は代々前田姓ですが、その家系を遡ると、加賀百万石で知られる前田利家に行き当たる家柄とのことです。
●世界から愛される「伊万里焼」のような酒を目指して
そして2008年、先人から代々受け継いだ技法や風土を守りながらも、そこから「前へ進んだ新しい佐賀の酒」を目指して、地酒専門店専用ブランド「前(さき)」を立ち上げました。
「前(さき)」を担当する旦那様の悟さんは、かつて三重県「作」の完成度に強い衝撃を受け、全国に散らばる評判の高い日本酒を片っ端から飲み漁り、そこから「前(さき)」の目指す方向性を見い出します。
佐賀県は全国でも珍しい甘口の日本酒が飲まれている県で、県内で流通する日本酒度の平均値はマイナスを記録するほどの甘口県です。
「前(さき)」の特徴は、その佐賀酒らしい甘味主体の味わいを源流としながらも、現代の日本酒ファンに好まれる美しい吟醸香と芳醇な甘さがあり、さらりとした飲み口と後味の良さを持たせた酒質に設計されています。
努力と精進が実を結び、全米日本酒歓評会でゴールドアワードを受賞するなど、その実力は近年海外でも高く評価されています。
かつて伊万里焼が、ヨーロッパの王侯貴族の間で「imari」の名で知られ広く愛されたように、古伊万里酒造の日本酒も、伊万里焼に負けないよう世界中の方々に愛されるようにとの想いで、日々研鑽を積んでいます。
地酒.COMは蔵元との太いパイプにより、
商品の安定供給を受けています。
写真の左が株式会社クラビシュ 佐野屋酒店の佐野吾郎、中央の女性が古伊万里酒造の前田 くみ子さん、写真右の男性が前田 悟さんです。
地酒.COMは「古伊万里 前(こいまり さき)」の今後の将来性を強く感じ取り、取り扱いを決定いたしました。
販売はインターネットを代表する佐野屋が蔵元に代わって責任を持って行わせて頂きます。
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2023年 8月
●「全米日本酒鑑評会 2023」で銀賞受賞!
2023年8月、ホノルルにあるハワイ・コンベンション・センターにて「US National Sake Appraisal 全米日本酒歓評会2023」の審査が行われました。578品の出品酒を香り、味、バランス、総合評価の4つのカテゴリーで審査。
その結果、吟醸部門にて「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」が銀賞を受賞致しました。
2023年 6月
●「SAKE COMPETITION 2023」にて純米吟醸部門にてSILVER受賞!
本年は、出品数を1,000点に絞り、審査環境を変えるなど、今後の継続的開催に向けての検証を行い、4年ぶりの開催となりました。
その中から純米吟醸部門にて、「古伊万里 純米吟醸」がSILVERを受賞しました。
2023年5月
●「KURA MASTER 2023」にてプラチナ受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査され、まずは各部門ごとにプラチナ賞と金賞が選ばれます。
その結果、純米酒部門において「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」がプラチナを受賞しました。
2023年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2023」で銀メダル受賞!
2023年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2023」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、純米吟醸酒の部において「古伊万里 純米吟醸」銀メダル、「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」、 「古伊万里 前(さき) 全量雄山錦 純米吟醸」がCOMMENDED(大会推奨酒)を受賞、純米大吟醸酒の部において「【箱入】古伊万里 前(さき) 純米大吟醸」、「古伊万里 前 monochrome+Gold(モノクローム プラス ゴールド)」、「古伊万里 前 monochrome+Silver(モノクローム プラス シルバー)」がCOMMENDED(大会推奨酒)を受賞しました。
2022年6月
●「KURA MASTER 2022」にて金賞受賞ラッシュ!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査され、各部門ごとにプラチナ賞と金賞として評価されます。
その結果、純米酒部門において「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」が金賞受賞。純米大吟醸酒部門において「古伊万里 前 monochrome+Silver(モノクローム プラス シルバー)」、「古伊万里 前 monochrome+Gold(モノクローム プラス ゴールド)」が金賞を受賞しました
2022年 4月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022」で銅メダル受賞!
2022年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2022」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、純米酒の部において「古伊万里 前 flow」が銅メダル、純米吟醸の部において「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」、がCOMMENDED(大会推奨酒)、純米大吟醸の部において「伊万里 前 monochrome」、「古伊万里 前 純米大吟醸」がCOMMENDEDに選ばれました。
2020年8月
●「KURA MASTER 2020」にてプラチナ賞受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
2020年8月31日、パリ市内で開催された「第4回KURA MASTERコンクール」は4名のMOF(フランス国家最高優秀職人章)ソムリエを含む、トップソムリエら51名の審査員が参加。
824銘柄の中から純米酒部門において「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」がプラチナ賞を受賞しました。
2020年 3月
●「古伊万里Berori」が全国の飲食店にて提供開始!
「古伊万里 Berori(ベロリ) 活性にごり生原酒」は交流の場である飲食店で提供して頂くことで、楽しい出会いがいっぱい増えることを願って造られた酒です。
今年も全国の飲食店でBeroriをお愉しみ頂けます。古伊万里Beroriが飲めるお店はこちらから。
2019年 6月
●「全米日本酒鑑評会 2019」で金銀受賞!
2019年6月、ホノルルにあるハワイ・コンベンション・センターにて「US National Sake Appraisal 全米日本酒歓評会2019」の審査が行われました。512品の出品酒を香り、味、バランス、総合評価の4つのカテゴリーで審査。
その結果、大吟醸A部門において「古伊万里 前(さき) 純米大吟醸」が銀賞、吟醸部門において「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」が金賞を受賞しました。
2019年 6月
●「KURA MASTER 2019」にてプラチナ&金賞受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査されます。
2019年度は過去最多の271蔵より720銘柄が出品。その中から純米酒部門において 「古伊万里 前(さき) 全量雄山錦 純米吟醸」がプラチナ賞を受賞、「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」が金賞を受賞しました。
2019年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019」で金メダル受賞!
世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2019」のSAKE部門の審査会がロンドンで開催され、9部門のトロフィー受賞銘柄が5月18日に発表されました。
その結果、純米酒の部にて「古伊万里 前(さき) 純米酒」が銅メダル、純米吟醸酒の部にて「古伊万里 前(さき) 純米吟醸」が金メダル、純米大吟醸の部にて「古伊万里 前(さき) 純米大吟醸」が銅メダルを受賞しました。
ほか、COMMENDEDにおいても入賞しています。受賞酒詳細はこちら。
2017年 10月
●平成29年福岡国税局清酒鑑評会にて古伊万里 前(さき)が金賞W受賞!
2017年10月、「福岡国税局清酒鑑評会」にて、「古伊万里 前(さき) 大吟醸」「古伊万里 前(さき) 純米大吟醸」が吟醸酒の部で金賞を受賞致しました。
2016年 7月
●古伊万里酒造 オフィシャル映像が公開されました。
2016年 7月
●ロンドンで開催された英国最大の日本文化イベント「ハイパージャパン」で古伊万里前が人気投票1位!
イギリス・ロンドンで開催された「ハイパージャパン」。ゲーム、アニメ、コスプレ、アイドルから駄菓子や音楽や伝統工芸まで、英国最大の日本文化イベント。
イベント内で「SAKE EXPERIENCE 2016」に参加された方823名の方の投票により、「Best match with non-Japanese food」で古伊万里 前(さき) 純米吟醸が第1位を獲得しました。
2016年 5月
2015年 8月
●全米日本酒歓評会2015 トリプル金賞受賞!
2015年8月、全米日本酒歓評会の審査結果が発表され「古伊万里 前(さき) 大吟醸」、「古伊万里 前(さき)純米吟醸 火入れ」、「古伊万里 前(さき) 純米酒 火入れ」の3品が見事金賞に輝きました!
全米日本酒歓評会とは2001年からスタートした審査会で、日本とアメリカから選ばれた審査員がハワイのホノルルで2日間かけて審査を行います。
2015年は約350点の日本酒が出品され、「古伊万里 前(さき) 大吟醸」、「古伊万里 前(さき)純米吟醸 火入れ」、「古伊万里 前(さき) 純米酒 火入れ」の3品が金賞に選ばれました。
2014年12月
●JAL JAPAN 2015新春 国内線ファーストクラスに古伊万里前を採用!
2015年新春 JAL JAPAN PROJECT 2015 AL国内線ファーストクラスにて、古伊万里 前 純米大吟醸が採用されました。
2014年 7月
●『全米日本酒歓評会2014』にて「古伊万里 前(さき)純米大吟醸」と「古伊万里 前(さき)純米吟醸」が金賞受賞。
『全米日本酒歓評会2014』にて日本と米国の10人の審査員がおよそ300点の出品酒を評価し、審査の結果、「古伊万里 前(さき)純米大吟醸」と「古伊万里 前(さき)純米吟醸」が金賞受賞。「古伊万里 前(さき)大吟醸」が銀賞受賞。「古伊万里 前(さき)全量山田錦 純米酒」も銀賞受賞。当店ではその受賞酒の無濾過生原酒である「古伊万里 前(さき)全量山田錦 純米無濾過生原酒」を取り扱い中。
2013年11月
●古伊万里酒造、全米日本酒歓評会で受賞ラッシュ!
2013年に行なわれた「全米日本酒歓評会」において、「古伊万里 前 純米吟醸」が吟醸の部でグランプリ(最高賞)に輝いたのを筆頭に、3部門で受賞を果たす快挙を達成しました。
(受賞酒一覧)
●【吟醸の部】金賞ならびに最高賞
「古伊万里 前 純米吟醸」
●【大吟醸の部】金賞
「古伊万里 前 純米大吟醸」
●【純米酒の部】銀賞
「古伊万里 前 純米酒」