《甘さなんか捨て置け！！超辛口が冴えわたるメタルな世界観！！》

今回の「Bunbun」は「メタル」なんです！！

この言葉だけではよくわからない方も多いかと思います。

まずノーマルのBunbunは、新谷酒造の現杜氏である新谷文子さんが、旦那様から杜氏のバトンを受け継いで造った最初のお酒。

言わばデビュー作です！！

商品名も自身の小学生時代のあだ名が由来していたりと、杜氏の写し鏡のようなお酒と言っても過言ではありません。

そして今回の「メタル」な方のBunbunも杜氏の写し鏡ではあります。

しかし、見えてくるのは知れば知るほどに意外な一面。

杜氏の「メタル」な一面が垣間見えるお酒が当商品「METAL Bunbun」なのです！！

メタルというのは音楽のジャンルとして使われる言葉。

杜氏は元軽音楽部でドラムを担当していたそうです。

そしてメタリカ好き。

(洋楽に詳しくない私でもメタリカという名前は聞いたことがある！)

メタル好きな杜氏がいつかこのような商品を造ってやろうと密かに企てていたのだそうです。

メタルの一般的なイメージとしては「激しい」とか「叫んでる」とか「デスボイス」とかでしょうか？

私あんまりメタルについて詳しくないんですが、それでもこのお酒を一口飲んで「そういうことか！」となりました。

こちらのお酒、カーッとくる辛口です。

正確には、口に含んだ一瞬だけ甘味があるように思いました。

しかしその一瞬を過ぎれば甘さなどが立ち入ることの許されない、辛口の味わいが世界を支配します。

そしてただ辛口なだけでなく、熟成っぽいまろやかさ、存在感のある酸が後からやってきます。

このお酒は私のような甘口好きの好みからは外れているかもしれません。

しかしこのような辛口のお酒が大好きな人は確実にいます。

飲み手を選ぶ。

好きな人は大好き。

まさに音楽で言うメタルだと私は思いました。

また、夏はあっさりとした味の料理に走りがちなのですが、元看護士の杜氏に言わせれば、それが夏バテを呼ぶ悪循環となってしまうようです。

夏バテを吹き飛ばす食材である豚肉やウナギなどのしっかりとした味のお料理を食べてほしいと考えています。

「それならばそれが食べたくなるお酒を造ろう！！」

そのような発想から生まれたお酒でもあります。

発想が自由であり、しかしメッセージ性もある。

なんてメタルなんでしょう！！

ふんわりとした甘味・旨味が特長の普段のわかむすめからは想像できない超辛口のお酒。

杜氏だけでなく、わかむすめの新たな側面がうかがえるお酒です！