新谷酒造初の純米大吟醸はシンデレラストーリーへの第一歩! ◇【箱入】新姫-Cinderella- (シンデレラ) 純米大吟醸
商品説明
《新谷酒造の挑戦!初の純米大吟醸!》
「わかむすめ」でお馴染みの新谷酒造から、新商品が入荷しました。
その名も「新姫」です!
読み方は「しんひめ」でも「しんき」でもありません。
どう読むと思いますか?
答えは「シンデレラ」です!
「ついに日本酒の世界にもキラキラネームがやってきた!」 佐野吾郎
もちろん「お酒にどのような名前をつけるのか」ということにも、造り手の願いが込められています。
「どうしてシンデレラと名付けたんだろう?」と思って蔵に聞いてみました。
シンデレラのあらすじは皆様ご存知かと思います。
分野において庶民的な方が、成功を収め、見違えるような暮らし、名声を得ると、それは「シンデレラストーリー」と呼ばれます。
こちらのお酒にはそのような夢が込められています。
実は、当商品は新谷酒造の女将が主導して作られたお酒です。
平成19年に四季醸造蔵へ改装した新谷酒造の経営は決して順風満帆ではありませんでした。
杜氏や蔵人の引退、地元の取引の減少などの重なる苦境。
それを乗り越えることができたのは、自ら杜氏となった社長はもちろん、ナースとして家計を支えた女将の存在が大きいでしょう。
ナースをしながら蔵の仕事も手伝う日々が8年目を迎えた頃、女将は思ったそうです。
「この業界にどっぷり浸かって、全速力で走ってみたい」
その思いを実現させるために女将は仕事を蔵1本に絞り、夫婦での新しいチャレンジが始まりました。
新谷酒造で初となる純米大吟醸の酒造り。
使われているお米は山口県のオリジナル酒米「西都の雫(さいとのしずく)」。
精米歩合は38%です。
女将の38歳でのチャレンジを記念して、杜氏であり旦那様でもある新谷義直さんが38%の精米歩合になるようにお米を磨いたそうです。
また、今までの「わかむすめ」は無濾過生原酒でした。
しかし当商品は、搾った際のフレッシュ感をより長く楽しんで頂けるように瓶燗火入れを行なっております。
お酒が24本入ったケースをその身一つで運び回っての火入れ作業。
熱々の釜の側で、汗だくになりながらの火入れ作業。
新たな挑戦をするというのは苦しいこと。
しかし夫婦は成し遂げます。
人生の新しい扉を開く方々、新たな挑戦への第1歩を踏み出そうとしている方々に勇気と笑顔を与える、後押しができるお酒になるように。
飲んだ方、そして自身のシンデレラストーリーを願って。
そのような思いが込められ、新谷酒造のニューブランド「新姫-Cinderella-」は誕生しました。
酒質は、自然派ワインを好んで飲んでいるような、お酒を飲み慣れた大人の女性をターゲットにしているそうです。
香り高かったり、甘かったりするお酒が好みの方とは縁遠いかもしれませんが、イベントで当商品を口にした、ワインに詳しい女性の方々には軒並み好評を頂いたようです。
私も飲んでみました。
確かに女将のおっしゃる通り、香りは穏やか、味はやや辛口です。
口に入ってきた瞬間に鼻を抜ける含み香が心地良いです!
しっかりとした味わいがありますが、キレも良く口内を引き締めてくれます。
余韻として舌に残るチリチリ感も素敵!
香りと甘さがある「わかむすめ」とは真逆の酒質で、別ブランドにした意味を理解できた気がしました。
「シンデレラ」という可愛い名前とは逆に仕上げたシャープさは、「甘く香り高い日本酒なんて認めん!」という方にこそ飲んでいただきたいお酒。
きっとご満足いただける味わいです。
お酒だけで飲んでも美味しく楽しめるのですが、きっと料理と合わせても楽しめると思います。
味が濃いものよりは、あっさり系のものと合わせることで本領発揮しそうな印象を受けました。
新谷酒造の新たな挑戦、「新姫-Chinderella- 純米大吟醸」は、造り手の願いどおり、飲んだ皆様と造り手自身のシンデレラストーリーの第一歩となるのではないでしょうか。
そんな期待が高まる、素晴らしい味わいです。
(文章:藤井 昇)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 新谷酒造(山口県) |
特定名称 | 純米大吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.wakamusume.com/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:西都の雫 ■精米歩合:38% ■アルコール度数:16度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |