周囲を山々で囲まれる会津地方の風は冷たい。
身体を動かす作業前、甑の蒸気で暖を取る店主吾郎。
蔵人の皆さんに混ざり、店主も米運びに挑戦!
受け取った米をこぼさないようしっかり布を握り、仕込みタンクへ猛ダッシュ。
甑から約20メートル離れた、仕込みタンクへ到着。
この一連のダッシュを何回繰り返しただろうか。
日頃の体力トレーニングがなければ息が上がっていたかもしれない。
全ての米の仕込みが終わり、見学していたところで「やってみますか?」と声をかけてもらい、櫂入れにも挑戦。
想像以上に重く、櫂を押し込むのも引き上げるのもかなりの力仕事。
次に麹室で引き込んだ米を広げる作業にも参加。
これまでいくつかの酒蔵でも麹の手入れをさせてもらっているので、だいぶ要領もつかめてきた。
作業を始めたばかりの時は白衣を着ていても我慢できたが、高温多湿の麹室では10分もいると全身から汗が噴き出す。
たまらず上着を脱ぎ、白シャツ1枚で作業再開。
そして今回も酒造りで大切な「種振り」作業を体験させてもらいました!
この麹室の作業をもって、この日予定していた仕込み作業は全て終了。
今回の「働く吾郎」は運動量トップクラスの充実した体験となりました。
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