《オール福島の夢のお酒！福乃香×夢の香×うつくしま夢酵母！》

福島県は日本酒造りにとても力を入れている県の1つです。

県内の酒蔵が団結し、県全体のレベルアップを図り、クオリティの高いお酒を数多く生み出しています。

今や福島県のお酒は立派なブランドとして全国にその名を轟かせています！

このことが顕著に表れているのが全国新酒鑑評会。

福島県は毎年のように金賞受賞蔵の数が全国1位！

文字通りの金賞王国なんです！

その福島県で発足したプロジェクトが「うつくしまふくしまブランド酒」

地元向けの普通酒中心だった酒造りを吟醸酒メインにシフトチェンジ。

その為に福島県オリジナルの酒造好適米や酵母の開発が進められたのです。

ここから誕生したのが福島県オリジナルの酒造好適米「夢の香」とオリジナル酵母の「うつくしま夢酵母(F701)」

そして、2019年に新たに加わったのがオリジナル酒造好適米第二弾の「福乃香」です。

夢の香は今や「天明」の主力の酒米の1つで何度もご紹介しておりますので詳しい説明は割愛します。

今回は「福乃香」をご紹介致します。

「福乃香」のお父さんは山形県オリジナルの酒造好適米「出羽の里(でわのさと)」

お母さんは静岡県初のオリジナル酒造好適米の「誉富士(ほまれふじ)」

酒米血統マニアの方なら気付かれたハズ！

そう、父系・母系どちらにも酒米の王者「山田錦」が入っています！

「出羽の里」のお婆さんは「山田錦」

「誉富士」は「山田錦」にγ線を照射して誕生した酒造好適米。

従って、「福乃香」は酒米の王者「山田錦」の血を父母双方から受け継いだ、福島県が大いに期待を寄せているお米なんです。

お酒造りにおいて最も重要だと言われている麹には「福乃香」の先輩、「夢の香」が使用されています。

また、お酒造りで欠かせない酵母。

この酵母も福島県オリジナルの「うつくしま夢酵母(F701)」が使用されています。

正にオール福島県のお酒！

それが「天明の福乃香×夢の香」です。

このお酒、華やかな香りがあって、柔らかいお酒なのかなと勝手に想像しておりました。

ところが、飲んでみると意外！

香りはほんのり。

飲んでみると、程よいお米の旨味がふわり。

そして、酸とキュッと締まる辛さが適度に感じられて、味わいの変化がとにかく楽しい♪

華やかで甘い福島県のお酒が多い中、このお酒は楽しみながらも落ち着いて飲み進められる素晴らしい食中酒です！

私は冷や(常温)が一番美味しく感じましたが、気温によっては軽く冷やす方が良いと思います。

冷やし過ぎにはくれぐれもご注意下さい。

このお酒の良さが半減します！

お好みでお燗もアリです！

今や福島県のお酒は1つの立派なブランド。

金賞王国福島県のプロジェクトによって誕生したお米と酵母で醸されたオール福島県のお酒。

「天明の福乃香×夢の香」

自信を持ってオススメ致します！

(文章：金巻 忍)