亀の尾の深みを引き出すこだわりの火入れ! ◇天明 純米 亀の尾65 二回火入
商品説明
《こだわりの2回火入れが味に深みを出す!》
亀の尾は固いお米。
固いということは大器晩成型だということ。
時間の経過と共に固さがほぐれ、味が乗って来る、そんな特徴を持った地酒ファンの心をくすぐるお米です。
固さを逆手に取ってシャープに仕上げるというのも一つの方法ですが、味が乗って来た時の旨さを知ってしまうと熟成がどうしても必要になって来ます。
今回、「曙酒造」は亀の尾に面白い一手間を加えました。
それが、火入れ。
火入れというのはお酒に悪い影響を与える菌を死滅させたり、酵素の働きを止めたりと酒質の安定を図る為に行われます。
もちろんその意味合いもあるのですが、今回は更に味を乗せる為に敢えてキレイにダメージを加える為に2回火入れにこだわりました。
分かりやすく置き換えると、デニムに施すダメージ加工のような物でしょうか。
通常のプレートヒーターによる火入れ、冷却を終えた翌日に瓶燗火入れを行い、すぐに冷やす。
そうすることで、味の乗りを促したということです。
私はこの火入れとは別に商品の規格に関しても注目しました。
一升瓶のみであることがこのお酒の美味しさを更に引き出すことに一役買っていると思います。
私は日本酒には四合瓶(小瓶)で飲んで美味しいお酒と一升瓶で飲んで美味しいお酒があると考えています。
前者は開けたて勝負のお酒で、後者は開栓直後よりも時間を経過する毎に美味しさが増すお酒です。
「天明の亀の尾65の二回火入れ」は一升瓶で飲んで美味しいお酒の典型。
もし、このお酒が四合瓶でリリースされたとしたら、場合によっては本領を発揮する前に飲み切ってしまう可能性もあります。
その点、一升瓶ですと開栓後空気に触れながら徐々に味が乗って来て、飲む毎に美味しさが増して来るという訳です。
亀の尾の固さをほぐす為に敢えて2回火入れを行い、一升瓶でリリースする。
これが「亀の尾65」の美味しさの秘訣です。
固さがほぐれたと言ってもまだまだ固いことに違いはありません。
そこで、出来るだけゆっくり飲まれることをオススメ致します。
冷や(常温)やお燗前提でしたら常温放置の方が良いと思います。
冷酒で飲まれる場合は飲まれる何日か前に開けておくか、経過を楽しむ意味で固さも込みで温かい目で見てあげて欲しいです。
「亀の尾65」
相当高いポテンシャルを秘めたお酒です。
あなた好みに染めてお楽しみ下さい。
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 曙酒造(福島県) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://akebono-syuzou.com/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:亀の尾 ■精米歩合:65% ■アルコール度数:16度 ■日本酒度:+4.0 ■酸度:1.5 |