「天明　純米大吟醸　赤磐雄町47」の案内が来たと思って読んでいると実はもう1つ！

何と、10軒強の特約店にのみ、生も出して頂けることに！

「天明の雄町」は岡山県赤磐市大苅田産。

「曙酒造」がこだわっているお米の1つ。

「天明」の雄町との向き合い方、表現の仕方が個人的にとても気に入っています。

春の「新米新酒」とはまた違った雰囲気が楽しめるということで半年後のリリースを毎年楽しみにしているのですが、生でも囲ってあったというのは驚きです！

まず一口目から驚く程、鮮やかな香り。

そして、優しく包まれるような穏やかな口当たり。

春に感じた若さの象徴、苦渋は和らぎ、大人になっています。

新酒の段階からこの苦渋が無かったらダレてしまいますから、これはあって良い苦渋です。

豊かな含み香、透明感、フルーティーさ溢れる甘味がたっぷりと感じられます。

中盤にかけてシャープな酸味が広がりを見せる一方で、原酒特有のボリューム感、深みのあるコクがじわりと顔を覗かせ、知れば知る程凄みが伝わって来ます。

「雄町」の最上級ブランドである「赤磐雄町」を贅沢に使用して造られた味わい。

半年の熟成を経て大人になった「雄町の純米大吟醸」

名実共に「天明」の雄町の最高峰と呼ぶに相応しい1本です。

(文章：金巻 忍)