《軽快さの奥から感じる緻密さ！完成度が高い！中取り壱号！》

「天明」は進化し続ける酒。

貪欲に磨き続ける酒。

経験を積み重ね、着実にステップアップしています。

中取り壱号でフィーチャーされている米は地元会津産の五百万石です。

良く言うとシャープなのですが、固さがあるのも特徴の1つ。

しかし、「中取り壱号」は五百万石の長所のみが見事に引き出されています。

これを可能にしたのは「曙酒造」のこれまでの取り組みがあったから。

青空のように澄み切った酒質を目指して試行錯誤を重ねて来られたことが酒質の向上に繋がっています。

その1つが麹米に使用されている山田錦。

長年の努力の結果、ようやく一定の収穫量が見込めるまでに増えたことを機に、麹米を山田錦に変更されました。

五百万石単体で仕込まれるよりも、より五百万石の長所が引き出されています。

五百万石のシャープさがフレッシュ感にも軽快さにも繋がっています。

軽快さを表現したからと言って、決して薄っぺらくなった訳ではありません。

単にフレッシュというだけでは無く、ある意味新酒らしからぬ緻密さというか、奥行きを感じる味わい。

これを可能にしたのが、「アッサンブラージュ」つまり、原酒のブレンドです。

酵母違いの原酒を絶妙にブレンドすることで、単一では表現出来ない香りと味を造り上げる。

その結果、単に軽い酒では無く、スッキリしていながら伸びのある味わいに仕上げられています。

「天明」も「中取りシリーズ」もまだまだ通過点。

決して歩みは止めません！

地元会津産五百万石の長所が見事に引き出された「中取り壱号」

是非お試し下さい。

(文章：金巻 忍)