山廃の一番人気はこの酒!発酵の限界に挑戦した限界発酵! ◇玉川 自然仕込 山廃純米 (白ラベル) 無濾過生原酒 2023BY[2024年蔵出し]
商品説明
《玉川最強の山廃純米酒!発酵の限界に挑戦した限界発酵!》
玉川ファンの皆様、大辛口ファンの皆様、お待たせ致しました。
今年も玉川の山廃純米 白ラベルが佐野屋に帰って来ました!
今や「アイスブレーカー」と並ぶ、玉川全商品の中で最も厳しい競争率を記録する超人気商品。
今年もなんとか確保することに成功致しました。
《純米でどこまでアルコールが出せるのか!日本酒の上限に挑んだ酒!》
皆さん!日本酒を造る際、発酵で何度までアルコール度数を出せると思いますか?
どれだけ発酵力を強くしても日本酒の限界はアルコール度数22度未満です。
理論的には22度を超える事は可能です。しかし酒税法で日本酒は22度未満と定義されているので21度が上限となります。22度になると日本酒ではなくなり「雑酒」というジャンルになります。
さて余談はここまで。
この酒は「純米酒を造る時、何処までアルコールが出せるのか」という、蔵の遊び心で誕生した酒です。
酒の誕生は2010年。
この年、玉川は自然仕込の山廃純米酒をタンク8本仕込みましたが、同じ酒ばかり8本仕込んでも面白くない。
そこで1本だけ「思いっきり発酵させたら何度までアルコールが出るやろか?面白そうやからやりまひょ!」という事を思いつきました!
その結果、純米でアルコール20度を超える酒が誕生!
味わいも他の自然仕込みとは明らかに違う事から、この酒だけ個別の商品として独立。「白ラベル」というサブネームが与えられます。
しかしです。年によっては日本酒の限界を超えてしまい22度以上のアルコールが出てしまった年もありました。
加水して22度未満にすれば日本酒として販売できます。しかし「限界に挑んで出た度数やから加水はアカンやろ」と加水をせず「雑酒」として製造。そんな逸話もある酒なのです。
日本酒は並行複発酵によって他のアルコール飲料には例の無い、高いアルコール発酵が行えます。
日本人は日本酒が身近にあるせいか、その凄さにあまり気が付いていません。
日本酒が珍しい存在だったイギリス人、フィリップ・ハーパー杜氏だからこそ、こういう発想が生まれたのかもしれません。
まさに「最強の山廃純米酒」と呼ぶに相応しい逸品です。
《限界発酵白ラベルはどんな味? 限界発酵の楽しみ方》
冷蔵庫から出したばかりの冷酒でも味は濃いです。アイスブレーカーよりも濃いです。新酒ですが濃いのでまろやかに感じます。
ずっと冷蔵保管だと開封後は若さ(苦味)を感じると思います。店主的には冷蔵庫で保管し、飲む時に常温放置。室温にもどりつつある、少し冷たい温度から常温くらいで楽しみます。
開封後は固くても、空気に触れることでデキャンタージュ効果が現れ、硬さが取れてくる事を期待出来ます。
この酒は冬から春、秋から冬の暑くない時期に飲むのが向いているかな?と思いました。
夏に飲むなら、その頃には硬さは取れているかと思いますので、少し冷たいくらいの温度で飲みたくなると思います。
店主は春にこの酒でホタルイカを食べるのが好きです。
ホタルイカのように、内臓からまるごと食べるような酒の肴にはこの酒のパンチ力がとても頼もしいです。
《保存・発送について 常温発送可能です》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です。
すぐに飲み切る場合・ご家庭で普通に楽しむ場合は必ずしも要冷蔵ではございません。
日本の気候で誕生した日本酒なので、日本の気候への順応性が備わっています。
この酒は、蔵から販売店へも普通便で届けられる商品です。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送が必要な商品ではありません。
クール料金の大幅な高騰によりお客様のご負担を少なくするため、クール必須以外の商品はクール発送は任意にしております。
クールをご希望の方は必ずクールチケット(500円)をお買い上げ下さい。
蔵から出荷された時の酒質と限りなく同じ状態を保ちたい。熟成による味の成長速度を遅くしたい。
そういう方は冷蔵で保管下さい。耐性が強い酒なので神経質な保存は不要です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 木下酒造(京都府) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.sake-tamagawa.com/ |
■甘辛:大辛口 ■原料米:北錦 ■精米歩合:66% ■アルコール度数:20 21度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |