味付けに酵母無添加山廃をブレンド。力強い味わいの酒。 ◇玉川 純米吟醸 祝 無濾過生原酒 2016BY 720ml
商品説明
《幻の酒米「祝」 復活の経緯》
「祝(いわい)」という米は、戦前に京都で生まれた酒造好適米で、木下酒造の位置する丹後地区や丹波地区での栽培に適している米です。
昭和8年から昭和21年にかけて奨励品種として多く栽培されましたが、少ない収量と倒れやすい性質から、昭和49年に一時姿を消した「幻の米」の1つでした。
しかし昭和63年、伏見の酒造組合の働きかけによって、平成2年に栽培法を改良した祝の栽培が始まり、そのお米で造ったお酒が平成4年に誕生。
「祝」が約20年ぶりに復活を果たしたのです。
「木下酒造」は、京都の日本酒らしい優しい甘味が表現出来ることに加え、「玉川」独自の味乗りの良い酒造りも出来る「祝」に着目。
この蔵で酒を造るイギリス人杜氏、フィリップ・ハーパー杜氏に「祝」の特長をお尋ねすると、
「祝で仕込んだお酒は、柔らかい感じのお酒に仕上がり、独特の甘味を持ちます。
味のタイプは山田錦よりは雄町に近く、甘味を生かすこと、甘味をどう表現するかが酒造りのポイントになるでしょうね。」
と、流暢な日本語で回答を頂きました。
「玉川」は日本初の西洋人(イギリス人)の杜氏が酒造りをしているということから、日本酒ファンの間で人気となり、個性的な酒が多い蔵でした。しかしこの「純米吟醸 祝」は、従来の日本酒ファンだけではなく、日本酒に詳しくない一般の方にもどんどん飲んでいただこうと考えて造られています。
《美味しくなければ話にならない。》
味の特長は、「玉川」らしい味の密度が高いフルボディータイプ。
しかし、くどさは無く、寧ろ大変飲みやすい絶妙なバランス。
香り高さや第一印象のインパクトを重視せず、次から次へと杯が進む。
そんな長く付きあえるお酒であると感じました。
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 木下酒造(京都府) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.sake-tamagawa.com/ |
■甘辛:旨口 ■原料米:祝 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:16 17度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |