
伝統と自然が織りなす、深みと厚みのある一杯 ◇玉川 自然仕込 生もと純米 コウノトリ 2018BY
商品説明
《 時の流れが旨味を磨く。飲む人の感性をゆさぶる酒。 》
きもと造りとは、日本酒の伝統的な醸造方法のひとつ。
自然の力を活かして乳酸菌を培養し、酒母と呼ばれる発酵のスターターとなる小規模タンクを仕込みます。
この手法から生まれる日本酒は、自然な酸味と旨味が共鳴し、味に奥行きと力強さを備えています。
きもと造りは、蔵人の熟練の技と時間を必要とする、手間ひまの結晶。
その魅力に惚れ込み、あえてこの伝統製法を貫く蔵が、京都・京丹後にあります。
木下酒造が手がける「玉川 自然仕込 生もと純米 コウノトリ」は、無農薬の米と自然の力で仕込まれ、さらに6~8年もの熟成を経た一本。
時を重ねることで、重層的な旨味と酸味の調和。
火入れ・加水を施したこの酒は、玉川が描く「飲みごたえのある熟成酒」の真骨頂。
いったいどんな味がするのか?どう楽しむのが正解なのか?
そんな興味をかき立てずにはいられない、唯一無二の「生もと熟成」の世界へようこそ。
《 生もと × 自然仕込 × 熟成、三位一体の重厚な魅力 》
自然の力に任せて乳酸菌を育み、米の旨味を引き出す。
それが生もと造りの神髄。
この手法で生まれる酒は、骨太で酸がしっかり、しかも熟成に耐える「力のある」酒です。
そんな生もと造りの魅力を、時間という魔法でさらに磨き上げたのが、
この「玉川 自然仕込 生もと純米 コウノトリ」。
原料米には、兵庫県豊岡市・コウノトリの舞う田んぼで育てられた、完全無農薬の五百万石を使用。
あえて精米を77%にとどめ、米の個性をしっかり残す「自然派」の一本です。
そしてもう一つの大きな特徴が、“芯の通った辛口”であること。
ただ淡麗に走るのではなく、力強い旨味とともにスパッと切れるキレ味。
辛口ファンをうならせる、真っ直ぐな酒質がここにあります。
さらに特筆すべきは、なんと5年以上にわたり蔵内で静かに熟成された酒であること。
今回ご紹介するのは、2018年醸造の長期熟成酒。
イギリス人杜氏フィリップ・ハーパー氏による野趣あふれるタッチと、
長い歳月が生んだまろやかで奥深い味わいが一体となった、まさに唯一無二の熟成生もとです。
《 味わい、飲み方、楽しみ方:冷やから燗まで、味わい七変化の妙 》
この酒は、辛口好きの99%が好むであろう、辛口のど真ん中をゆく酒です。
「玉川の酒の中で、辛口といえば?」
と尋ねられたとき、真っ先に名が挙がるのがこの「玉川 自然仕込 生もと純米 コウノトリ」。
しっかり辛口、けれど味わいは骨太でふくらみがあり、ただのドライでは終わらない。
タイトル通り「辛口」を探している方には間違いない一本です。
この酒は冷蔵庫から取り出したばかりの冷酒より、常温から温燗がオススメです。
冷酒ではシャープな酸が立ち、きりっと引き締まった飲み口に。
次に常温で。温度が上がるにつれ、旨味がふくらみ、酸と調和したふくよかな味わいに変化。
そして、ぬる燗~上燗にすると本領発揮!
濃厚で複雑な旨味が全開になり、まるで時間の奥行きまで味わっているような感覚に。
しみじみと、心と体に染み入ります。
【相性抜群の料理】
・牛スジ煮込み:とろけるコラーゲンと骨太の酒が絶妙にマッチ!
・味噌系の鍋:発酵同士が響き合い、旨味の奥行きを演出。
・豚の角煮:甘辛のタレと熟成酒の旨味がぴたりと調和。
・チーズ:とくに熟成系との相性は格別。酒がチーズを包み込みます。
冷から燗まで楽しめ、幅広い料理ともマッチする。
この酒はまさに、“食と酒が会話する”一本です。
《 伝統の先にある、新しい酒との出会い 》
「玉川 自然仕込 生もと純米 コウノトリ」は、
単なる“美味しい酒”ではありません。
伝統の技法、自然の恵み、時間の流れ、そして杜氏の哲学。
それらが折り重なって生まれた、奥行きある体験そのものです。
この酒に出会うことで、きっとあなたの日本酒観は少し変わります。
温度や料理との組み合わせを試すことで、新たな発見と楽しさに出会えるでしょう。
味覚が研ぎ澄まされていく。自分の好みを知るきっかけになる。
そんな“成熟の一歩”を後押ししてくれる酒です。
あなたの食卓に、もう一つの物語を。
「飲むことで深まる酒時間」、はじめてみませんか?
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る木下酒造とは 》
天保13年(1842年)、日本海に面した京都府京丹後市久美浜で創業した180年以上の歴史を持つ蔵元。
この地域は高級ブランド蟹「間人(たいざ)蟹」で有名。
冬は蟹料理を食べさせてくれる宿が多く、料理にあう食中酒を造ってきた蔵元です。
《 この蔵の製造責任者 フィリップ・ハーパー氏とは 》
この蔵ではイギリスのコーンウォール出身という異色の杜氏が酒を造っています。
1988年、日本の英語教師派遣プログラムで中学校教師として来日。
懇親会の居酒屋で日本酒と運命的な出会いが。その後、任期が過ぎたあとも日本に残り奈良県の酒蔵で蔵人として酒造りに従事。2001年に南部杜氏の資格を取得。2007年に木下酒造の杜氏になりました。
酒造歴30年以上、杜氏歴20年以上のベテランです!
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 木下酒造(京都府) |
特定名称 | 純米酒 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.sake-tamagawa.com/ |
■甘辛:大辛口 ■原料米:五百万石(化学合成農薬・化学肥料不使用) ■精米歩合:77% ■アルコール度数:15.5度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |