
東光の原点、400年前の酒造りを再現! ◇【箱入】東光 安土桃山 備前甕仕込 720ml
商品説明
《東光の原点、400年前の酒造りを再現!》
縄文時代以降、日本では長きに渡り、酒造りに土器が用いられてきました。
安土桃山時代に創業した「小嶋総本店」。
小嶋総本店もまた、創業当時は備前焼きの甕(かめ)で酒造りをしていました。
時代が進み江戸時代には木桶が普及し、小さく重い甕での酒造りは減少。
更に昭和以降はホーロータンクやステンレスタンクと、醸造容器の主役は移り変わっていきました。
そんな中、小嶋総本店はこの令和の世に敢えて甕での酒造りを試みたのです。
甕はタンクや木桶に比べて遥かに小さく、取り扱いもデリケートで、この上なく非効率な器と言えます。
なぜそのような器での酒造りを試みたのでしょうか?
きっかけとなったのは一人の備前甕作家との出会い。
その出会いを契機に、蔵元は自らの酒造りのルーツである備前甕への理解を深め、もう一度甕での酒造りを再開することを決意しました。
醸造は山形県産亀ノ尾を主体に生もと造りにて醸しました。
また、米澤藩中興の祖でもある上杉鷹山公が自ら鎌を入れられた田において、上杉神社が神事を執り行って栽培されたお米(つや姫=亀ノ尾の子孫品種のひとつ)も一部譲り受け、醸造に用いました。
醸造用精米機がなかった時代にならい、少量のつや姫を90%精米にて配合しております。
釉薬(うわぐすり ※ガラス質のコーティング)がない備前甕で醸造したことで、今までの東光にはない新たなスタイルのお酒になりました。
メロンや梨を思わせる穏やかな香りとともにあるのは、石を舐めたようなミネラル感、甕の素材である土を感じさせる酸味。
東光のフルーティーでクリーンなスタイルに比べて、より複雑で力強い仕上がりとなりました。
甕による酒造りが行われていた時代から続く酒蔵は、今では数えるほどしかありません。
また、醸造に耐える備前甕を作る作家も今では数えるほどしかいません。
400年の時を越えて再び交差することとなった両者の歩み。
小嶋総本店が創業した時代「安土桃山」を商品名に、備前甕仕込みの東光を数量限定でお届け致します。
(文章:藤井 昇)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 小嶋総本店(山形県) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.sake-toko.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:山形県産亀ノ尾 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |