イタリア米×ワイン酵母×蔵元杜氏の好奇心=ムルシエラゴ ◇白木久 MURCIELAGO(ムルシエラゴ) 1800ml
商品説明
《イタリア米カルナローリ×ワイン酵母×蔵元杜氏の好奇心=「MURCIELAGO(ムルシエラゴ)」》
イタリア国旗にゴールドのコウモリ!
今回は「白木久のMURCIELAGO(ムルシエラゴ)」のご紹介です。
「MURCIELAGO(ムルシエラゴ)」とはイタリア語で「こうもり」
なので、イタリア国旗とコウモリがラベルにデザインされているという訳です。
「ムルシエラゴ」の詳しい説明に入る前にこのお酒の特徴を簡単にお伝えしておきます。
●イタリア米のカルナローリとワイン酵母で仕込まれたお酒。
●日本酒っぽくない、かと言ってワインっぽくもない、これは「ムルシエラゴ」という酒類の垣根を越えたお酒です。
●甘酸っぱいお酒がお好きな方にピッタリ♪軽快に飲めるお酒です。
では、「ムルシエラゴ」について詳しく説明して行きます。
「ムルシエラゴ」はカルナローリというイタリアのお米で仕込まれています。
聞き慣れないお米の品種かも知れません。
イタリア料理で主にリゾットに使用されているお米です。
お米は粒の形状から長粒種(ちょうりゅうしゅ)・中粒種(ちゅうりゅうしゅ)・短粒種(たんりゅうしゅ)に分類されます。
カルナローリは中粒種です。
ちなみに、我々が普段食べている日本のお米は短粒種で、タイ米は長粒種です。
従いまして、カルナローリはその中間位を想像して頂けると分かりやすいかと思います。
カルナローリは日本のお米より粒が大きく固いので、リゾットにした時に粘りが出ず、芯に少し固さを残してアルデンテに仕上げることが出来ます。
日本でも栽培されていて、今回のお米も京都府丹後産です。
「白杉酒造」の蔵元であり杜氏の白杉悟さんは地元丹後でカルナローリを栽培されていることを知り、
カルナローリを使って酒造りにチャレンジしたい!
という強い思いを抱かれました。
酵母に通常はワイン造りで使用されるワイン酵母を選択されたのもチャレンジ精神の現れ。
ワイン酵母を使って日本酒を造ったらワインのような日本酒、ワインと間違えるような日本酒が出来るのではないかとワクワクされたそうです。
そう、悟さんのお酒はチャレンジ精神というか、好奇心の塊なんです。
今回の「ムルシエラゴ」にも悟さんのワクワク感がギッシリ詰まっています。
さて、商品名の「ムルシエラゴ」
イタリア語でこうもりを意味する言葉ですが、なぜこうもりなのか。
キーワードはイソップ童話。
イソップ童話の中に「卑怯なコウモリ」というお話があります。
鳥の一族と獣の一族の争いがあり、それをコウモリは見物していました。
コウモリは鳥が有利になると私は翼を持っているので鳥の仲間ですと言い、獣が有利になると私は毛皮と牙を持っているので獣の仲間ですと寝返りを繰り返しました。
やがて和解により争いが終結するとコウモリは鳥と獣、どちらからも嫌われ相手にされなくなりました。
結果、コウモリは暗い洞窟に身を潜めることになったというお話です。
悟さんは今回のお酒のコンセプトに付いて考えていた際、日本?イタリア?日本酒?ワイン?
そんな概念に捕らわれるのでは無く、1つのお酒として美味しく楽しく飲んで欲しい。
そう思われた時に「卑怯なコウモリ」の話が頭に浮かんだそうです。
そこで、イタリアのお米を使用していることからコウモリをイタリア語で表現し、「ムルシエラゴ」と名付けられました。
最後に仕込み中のエピソードを。
実はこのお酒、当初は固いお米とワイン酵母の組み合わせということでかなりシャープな味わいを想像されていたそうです。
ところが、いざ仕込み始めると味が出る出る!
そこで、予定より早めに搾られました。
その結果、ジューシーで甘味と酸いっぱいのお酒に仕上がったということです。
蔵元杜氏の好奇心、ワクワク感から生まれた「ムルシエラゴ」
是非お試し下さい。
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 白杉酒造(京都府) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | https://shirakiku.shopinfo.jp/ |
■甘辛:甘酸っぱい ■原料米:丹後産カルナローリ ■精米歩合:65% ■アルコール度数:13.5度 ■日本酒度:-14.0 ■酸度:5.0 |