型破りという名の酒!コシヒカリの旨さが光る! ◇白木久 純米吟醸無濾過原酒 バサラ 1800ml
商品説明
《バサラと名付けられた型破りなお酒!》
「白杉酒造」のバサラには常識や伝統を打ち破るという熱い想いがあります。
一番大きな型破りは、酒造好適米全盛の時代に敢えて全量食料米で酒造りを行っているということ。
これはかなり驚きです。
酒造りに食用米を使用すること自体は何ら珍しいことではありません。
ですが、その多くは麹米には好適米を使用されています。
「一麹二もと三造り」という言葉があります。
先ずは麹。
つまり、それだけ酒造りにおいて麹は重要な役割を担っているということです。
私はこのことについて蔵元の白杉さんに質問しました。
麹米に好適米を使用するという選択肢は無かったのですか?と。
すると驚きの意見が返って来ました。
「美味しい食用米で美味しいお酒が造りたいのに、一番重要な麹を好適米で造ってしまっては意味が無い。」
お酒造りにおける麹の重要性が分かっているからこそ、麹米を好適米という選択肢は考えられない。
これは白杉さんにとっては自然な発想なのだと思います。
ですが、日本酒全体からすると、これこそがバサラなのではないでしょうか。
今回ご紹介する「純米吟醸無濾過原酒バサラ」は丹後産コシヒカリ55%精米を全量使用し、香り系酵母の代表格、1801号を使用して造られています。
グラスから香りを拾ってみるとビックリ。
1801を使っている割には香りがとても穏やか。
すもものような甘酸っぱい香りにどことなくバニラのニュアンスがあるのですが優しい。
同じタイミングで純米のバサラも試飲しているのですが、明らかに純米吟醸の方が穏やかです。
香りが控え目なのではなく、香りの質が穏やかだとご理解下さい。
飲んでみると甘味が全体に広がり、お米由来のコクや酸がじんわりと感じられます。
純米のバサラに比べるとアルコール感も穏やか。
飲みやすいお酒に仕上がっています。
それでも、もし気になる方はロックやほんの少しのお水を加えてみて下さい。
このお酒を飲んで合わせてみたくなったのはもし、イタリアンのお店でこのお酒があったら絶対カルボナーラ。
カルボナーラのマッタリ感と同調する優しく甘い香り。
そのマッタリ感を締めてくれる酸。
グアンチャーレ(豚の頬肉の塩漬け)を香ばしく焼いた風味や黒コショウの風味、パスタの粉の風味がこのお酒の最大の特長、コシヒカリの風味と絶妙にマリアージュ。
カルボナーラから派生させて、キッシュとかそば粉のガレットも!
日常的なものだと、マカロニグラタンやクリームシチュー、クリームコロッケとか。
これ以上は止まらなくなるのでここまで(笑)
発想は型破り、ぶっ飛んでるかも知れません。
ですが、仕上がったお酒は至ってマジメ。
このギャップが楽しくもあり、どことなく懐かしい気持ちになるお酒です。
皆様も色々なお料理に合わせてみて下さい。
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 白杉酒造(京都府) |
特定名称 | 純米大吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | https://shirakiku.shopinfo.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:丹後産コシヒカリ ■精米歩合:55% ■アルコール度数:16.5度 ■日本酒度:-5.0 ■酸度:非公開 |