《甘味と旨味と円やかさ。「モンスーン」は熟成もいける！！》
当商品を一口飲んで思った事。
それは「おかえり！」という言葉でした。

笑四季酒造を代表する酒「モンスーン」。
かつては「山田錦」と「吟吹雪」、そして「玉栄」の3本柱でシリーズ展開されていました。
(「山田錦」「吟吹雪」「玉栄」は、いずれも使用している酒米の名前です。)

しかし2019年の販売を最後に玉栄はモンスーンシリーズから姿を消し、山田錦と吟吹雪のみでシリーズは展開されました。
その後もモンスーンシリーズは変わらず人気のままでしたが、私の頭の片隅には玉栄がシリーズに無い寂しさのようなものがありました。

そして2024年、ある商品案内が届きました。
そこに書かれていたのは「5年の歳月を経て玉栄のモンスーン販売！！」という内容の物でした。

玉栄のモンスーンが復活です！
しかも1年半もの間、蔵で寝かせた熟成バージョン！！
過去にも熟成仕様のモンスーンが販売されたことがありましたが、それも2017年が最後です。
玉栄と熟成仕様、ダブルで復活というわけです。

熟成仕様のモンスーンは私も飲んだことがありますが、自信を持って「モンスーンは熟成に向いている」と言える代物でした。
そしてその言葉は今回入荷したモンスーンにも当てはまります。

モンスーン本来の甘味はもちろん、熟成したことによりコクと旨味も合わさっています。
燗から冷めますと、まろやかさが加わり更に美味しくなります！

蔵によると熟成はまだ半ば、熟成による伸び代はまだまだあるそうです。
末恐ろしい！

皆様も是非、玉栄のモンスーンをお楽しみください♪

《貴醸酒とは。》
貴醸酒とは、醸造の際、仕込み水の代わりに日本酒を使用して造られたお酒。

醸造の際使用される「酵母」は、もろみ内の糖を食べてアルコールを発生させ、自ら生み出したアルコールによって死滅していきます。
しかし仕込み水の代わりに日本酒を使用した場合、もろみ内の糖を食べるはずの酵母が、日本酒のアルコールによって活動が弱まります(停止します)。
その結果、通常のお酒よりも多くの糖が残ります。

貴醸酒はそのようなメカニズムで、基本的には甘いお酒に仕上がります。

《笑四季の名を全国に知れ渡らせたお酒「モンスーン」！》
今や笑四季の代表的なシリーズの一つ「モンスーン」。
モンスーンは笑四季酒造のCEO(最高経営責任者)である竹島充修（たけしまあつのり）氏によって生み出されました。

蔵の古い資料を整理しているときに、たまたま前杜氏が残した貴醸酒の造りに関するデータが見つかり、これをもとに貴醸酒造りに挑戦。
竹島氏が学生時代に飲んで強い衝撃を受けたドイツ貴腐ワインの味を日本酒で実現したい。
その思いから貴醸酒の造りを徹底的に研究し、笑四季酒造独自の「再仕込濃醇製法」を確立。
これまでの貴醸酒とは異なる、まさにドイツ貴腐ワインを連想させる、濃醇にして美しい極甘口の日本酒を開発しました。

出来上がった貴醸酒の確かな手応えと共に全国展開に向けての第一歩「モンスーンシリーズ」をデビューさせ、笑四季酒造は貴醸酒における全国シェアで第2位という地位にまで躍進しました。

《配送は常温便でお届けします。》
このセットに使用されているお酒は加熱処理を行なった火入れ商品です。
酒蔵から販売店へは常温便で届けられています。
その点から、弊社からお客様のもとへも常温便でお届けさせていただきます。

クール料金の大幅な高騰によりお客様のご負担を少なくするため、クール必須以外の商品はクール発送は任意にしております。
1日や2日の流通でダメになってしまうお酒ではありませんが、クールをご希望の方は必ずクール便チケットをお買い上げ下さい。
クール便料金は、ご注文手続きページにて500円加算されます。
【クール便チケット販売ページはこちら】

ご家庭での保存は冷蔵庫を推奨します。
すぐに飲み切る場合・ご家庭で普通に楽しむ場合は必ずしも要冷蔵ではございません。
冷蔵庫のスペースに余裕がある場合は冷蔵保存を推奨します。

(文章：藤井 昇)