蔵付分離酵母と、日本で唯一まんさくの花だけで使用されている米、日の丸で造られた酒! ◇まんさくの花 純米吟醸 一度火入れ原酒 MK-Y 720ml
商品説明
《MK-Yは蔵付分離酵母と「日の丸」で造られた酒!》
「まんさくの花」で、普段は使用しない特別な酵母を用いて造られた酒、隠し酒に当たるのが「Mansaku Koubo Project」。
そのうち、第一弾が「Mansaku Koubo ProjectX」こと「MK-X」。
そして、第二弾に当たるのが「Mansaku Koubo ProjectY」こと「MK-Y」です。
ここでチョット酵母のお話を。
酵母は空気中のどこにでもいる微生物です。
全てのアルコール発酵に酵母は欠かせません。
酵母の中でも清酒酵母は酒造りに特に適した酵母で、酒の香味に大きな影響を与えます。
きょうかい酵母と呼ばれる酵母は日本醸造協会で純粋培養、頒布されていて、号数が付けられています。
きょうかい酵母の他にも、地方自治体で開発された物や、花酵母のように大学で開発された物もあります。
今回御紹介している「MK-Y」に使用されている酵母は蔵付分離酵母。
空気中には様々な酵母がいると申しましたが、当然、酒蔵の中にも酵母が棲み付いています。
「まんさくの花」の仕込み蔵の梁(はり)から採取し、培養された酵母です。
では、次にお米に付いてご説明致します。
「MK-Y」に使用されているお米は、麹米は山田錦で、掛米は日の丸です。
日の丸というお米は初めての方も多いのではないでしょうか?
なんと、日の丸を用いて酒造りをしているのは、日本で1社「まんさくの花」を造る「日の丸醸造」だけなんです。
日の丸は、昭和初期には東北地方で広く栽培されていたお米。
一旦生産は途絶えたのですが、宮城県農業試験場から種籾30粒を譲り受け、復刻に成功しました。
この日の丸というお米、系譜を辿ると、イタリア米と交配していたのだそう。
それと関係あるかどうかは分かりませんが、日の丸はとても個性的なお米らしいです。
「まんさくの花」で復刻されたお米と、蔵付分離酵母で造られた、完全オリジナル商品、それが「MK-Y」です。
この酒、どこと無く白ワインのようなニュアンスを感じます。
私がイメージしたのはソーヴィニヨンブラン。
と言ってもほのかにですが。
柑橘系っぽさや、独特の香り、酸でキリッとした所などがよく似ています。
そこに、素朴なお米の旨味や甘味が乗っかり、何とも言えない、複雑な味わいを構成しています。
とにかく、飲んでみて下さい。
この酒の面白さは飲んでみないと分からない。
飲んでみるとハマる方はハマると思います。
イタリア米の交配もある復刻米に、蔵付分離酵母と何とも謎めいた酒「MK-Y」
日本酒の面白さを再確認させてくれる酒です。
日本酒好きな方だけで無く、ワイン党の方もお試しあれ!
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 日の丸醸造(秋田県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://hinomaru-sake.com/ |
■甘辛:中間 ■原料米:秋田県産日の丸 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:-4.5 ■酸度:1.9 |