木の温もりと米沢の気候が育んだ美酒!洌の木桶仕込! ◇洌 純米大吟醸 木桶仕込
商品説明
《木の温もりと米沢の気候が育んだ唯一無二の美酒!洌の木桶仕込!》
酒造りは時代の流れや技術の発展と共に進化し続けています。
その1つが温度管理。
昔は温度管理を外気に委ねるしかありませんでした。
なので、雑菌が繁殖し辛い低温で酒を造るには、冬季に集約して1年分を仕込むしかありませんでした。
しかし、現在は、仕込みタンク自体で温度管理が出来る物があったり、空調技術の進化で蔵全体を温度管理することも容易になりました。
その結果、冬だけでは無く、年間を通して酒造りを行うことも可能になりました。
では、以前に行われていた製法は全て現代に置き換えられているのかというと、そうでもありません。
例えば、仕込みタンクは元々は木製でした。
ですが、現在はホーローやステンレスに次々に替わっています。
そんな近年において、敢えて、昔ながらの木桶で酒造りを行う蔵がまた少しずつ増えて来ました。
「小嶋総本店」もその1つです。
今回ご紹介する「洌 純米大吟醸 木桶仕込」はその名の通り、金属製のタンクでは無く、木桶で仕込まれた酒です。
香りや味わいにかすかな木のニュアンスが伝わり、金属製のタンクでは出せない風合いが魅力です。
《なぜ、敢えて木桶なのか。》
温度管理が容易に行えるようになった現代、温暖な地域、冷涼な地域、どこで酒を仕込んでもある意味同じ環境に整えることが可能になりました。
しかし、木桶は桶自体が温度や湿度の影響を受けます。
つまり、酒の味わいがより土地の気候と密接な関わりを持つことになります。
山形県米沢市にある「小嶋総本店」でしか醸すことが出来ない、唯一無二の地酒を造りたい。
その為の手段として木桶が用いられています。
《木桶が味に与える影響。》
「洌 純米大吟醸 木桶仕込」はバナナや柑橘系のニュアンスの香りがあります。
派手では無く、寧ろ奥ゆかしい。
そこに木の穏やかな香りが自然に溶け込み、懐かしさや、ホッと和む優しさを感じます。
飲んでみると、甘みや豊かな米の旨味にほんのり木桶由来のスパイシーさがアクセントとなり、味わいはより立体的に。
飲み応えは十分あるのに、優しい飲み心地。
木桶にしか出せない風合いが見事に溶け込んでいます。
《木の風味が食欲を掻き立てる!》
私はこの酒を飲みながら、ポークステーキを食べていました。
淡泊な豚の旨味、脂の甘み、更には焼けた香ばしさと木のニュアンスが。
全てが自然に溶け込んで行く一体感を堪能することが出来ました。
木桶の風味を生かして、ローストしたお肉や軽い燻製の料理とも繋がります。
あとは、乳製品。
クリーム系のパスタやバター風味の料理、チーズを使った料理とも高相性です。
特に、季節限定にはなりますが、チーズがお好きな方はモンドールと是非合わせてみて下さい。
「木」繋がりです。
飲み方ですが、冷酒の場合は冷やし過ぎにだけはお気を付け下さい。
柔らかめの味わいなので、温度で締めてあげるというのは有効かと思います。
キリッと味わいたい場合は少し冷やすか、逆に燗の場合は気持ち熱めにしてお楽しみ下さい。
グラスは冷酒の場合は幾つか試しましたが、ワイングラスが一番印象が良かったのでおすすめしておきます。
山形県米沢市の気候と密接に関わった、これぞ地酒と呼べる美酒!
「洌 純米大吟醸 木桶仕込」
自信を持っておすすめいたします!
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 小嶋総本店(山形県) |
特定名称 | 純米大吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.sake-toko.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:出羽燦々 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:±0 ■酸度:1.8 |