東光(とうこう) 洌(れつ ) 小嶋総本店
●自然豊かな山形県米沢市を代表する酒蔵
山形県の母なる川として名高い、日本の大河の五指に数えられる最上川。
その流れの源、吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地に、かつて上杉家十五万石の城下町であった米沢市があります。
四季の変化に富み、朝夕の寒暖差も大きく、米を始め、さまざまな農作物が栽培されている豊かな土地です。
また、米沢市を語る上で外せないのが、上杉家第九代藩主の「上杉鷹山(うえすぎようざん)」
ジョン・F・ケネディ元アメリカ大統領が「最も尊敬する日本人政治家」として挙げたことでも知られ、「なせば成る 為さねば成らぬ何事も」という言葉は鷹山公の名言です。
その教えは今もな米沢の人々に深く根付き、敬愛されています。
そんな米沢市で最も長い歴史を持つ蔵が「小嶋総本店」です。
●400年以上の歴史を持つ老舗蔵「小嶋総本店」
「小嶋総本店(こじまそうほんてん)」の酒造りは、は1597年(慶長2年)、初代「小嶋彌左衛門(こじまやざえもん)」が創業した「小嶋酒屋」から始まりました。
米沢市では最も長い、400年以上の歴史を持つ老舗の酒蔵です。
度々飢饉が起こった当時、米は貴重品。
飢饉が起こる度に禁酒令が出されるのですが、「小嶋酒屋」は米沢藩上杉家御用酒屋ということで、禁酒令発令中であっても酒造りが許されていた数少ない蔵の一つだったとのこと。
江戸時代は屋号で呼ばれていたため、特定のブランドは必要ありませんでした。
しかし、明治時代に入ると、政府が酒造免許を増発したために造り酒屋が増え、それによって蔵元では酒にブランドを付けるようになります。
こうして、「日本響(にほんひびき)」「東光正宗(とうこうまさむね)」「千代鶴(ちよつる)」「東陽(とうよう)」「米祝(こめいわい)」「白梅(しらうめ)」などのブランドが誕生しました。
これらのブランドが統一されたのは昭和初期。
酒類の価格が統制になった頃のことです。
そして誕生したのが統一ブランドの「東光(とうこう)」
「東光」という名前は、蔵の所在地が米沢城(現在の上杉神社)の東、東町にあり、朝日の光が差す方向にある蔵ということに由来しています。
一方、「洌(れつ 列)」は2000年に立ち上げられた特約店限定の新しいブランド。
現会長の23代「小嶋彌左衛門」さんが地酒専門店を回り、意見を聞いた上で酒質を設計し、造られた酒で、清らかな真冬の小川に手を浸けた時のような張り詰めた質感をイメージして名付けられました。
時代の流れに合わせて様々な変化を遂げてはいますが、いつの時代も一貫しているのは、「毎日の仕事を終えた人々が、一日の疲れを癒し、心を解きほぐして楽しむ晩酌の酒こそ美味しいものをご提供したい」という強い信念。
これが「小嶋総本店」の酒造りです。
●「小嶋総本店」第24代蔵元・小嶋健市郎。
佐野屋で「東光」「洌」を取扱うことになった2015年10月に第24代蔵元に就任されたのが「小嶋健市郎」さん。
健市郎さんは、大学を卒業後、将来は蔵を継ぐという意志を持ちながらも、まずは大手日用品メーカーでマーケティングの仕事に就きました。
日用品メーカーを退社後、新たにアメリカで貿易会社に入社。
海外での勤務を経験し、蔵に戻って来たのが2011年1月。
東日本大震災の2カ月前のことでした。
蔵に戻っての第一歩が震災からの復興という大仕事。
蔵の外壁を始め、至る所に被害が及んだ蔵を前に前途多難なスタート…。
しかし、嘆いていても前には進めません。
蔵人と力を合わせて復興に邁進、今日に至ります。
●「東光(とうこう)」「洌(れつ)」の味わい。24代目蔵元が目指す酒。
「小嶋総本店」の酒は、料理に寄り添える酒として、食事との結び付きを大切に考えられています。
そこには、外から入って来る方を温かく迎え入れる「おもてなしの心」が根付いた米沢人の人間性を垣間見ることが出来ます。
主役はあくまでも料理。
料理を温かくもてなす名脇役として、「小嶋総本店」の酒が存在するように感じます。
その中でも「東光」はフルーティーで柔らかく、親しみやすい酒に。
「洌」は凛としたドライなイメージを持たせながら、程良い熟成感で旨味の生きた酒に。
というように、それぞれの特徴を生かしてブランディングされています。
健市郎さんが目指すのは、「地酒蔵として地域性を出す」こと。
米沢市は豪雪地帯で良質な水に恵まれています。
良質な水は良質な米を育みます。
現在「小嶋総本店」では、原料米を地元の契約農家に次々切り替えています。
そして、酒の源でもある水の良さを生かした、「小嶋総本店」にしか出来ない酒造りを目指しています。それがやがて米沢らしい酒、山形らしい酒となり、全国、全世界に大きく羽ばたきます。
「小嶋総本店」の新しい門出に、新たにパートナーとして選ばれた佐野屋酒店は「東光」「洌」の発展に貢献して行きます。
CM撮影のロケ地としても使われた小嶋総本店酒蔵資料館。
「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー監督が贈る、
『SK-II 発見 クリアな素肌の秘密 』のCM動画はこちら。
●店主が「小嶋総本店(こじまそうほんてん)」を選んだ理由
日本酒は何と言っても「味」が命。
愛好家の皆様が日本酒を選定する際の決め手は「美味しい酒であること」ではないでしょうか?
地酒専門店も同様に、新規銘柄の取り扱いを決める際に「味」は重要要素です。
しかし、私が「味」と同じくらい重要視している要素が他にもあります。
話題性、将来性、市場からの注目度、レア度、知名度…、いずれも大切なことですが、
特に私が味と同じくらい大切にしているのは、「蔵元の人柄」なのです。
お互い、五分と五分で話が出来る関係が築ける相手なのか。
そして、誠意を感じる真面目な人柄かどうか。
それらが備わっておらず、話題性、将来性があるだけで市場から注目されていたとしても、長く良好なお取引は続かないと考えます。
味も同様、一時的に注目される酒は造ることが出来ても長く続かず、やがて疑問が生じます。
今回ご紹介する「小嶋総本店」が、酒の味が美味しいのはもちろん、それ以上に私の印象に強く残ったのは、老舗蔵が持つ高い文化、そして礼儀正しく、人も蔵も美しいこと。
米沢は関ヶ原の戦いで西軍側に付いて敗れてしまった上杉景勝公が、大きく領地を減らされる形で移封されて出来た城下町です。
上杉景勝公は領地を約4分の1に減らされたものの、6000人近い家臣団をリストラすること無く、全員を米沢に連れて来ました。
それにより米沢は他の土地よりも士族の比率が高く、また主君に大切にされた士族によって、他の地域より義理堅く、礼節を重んじ、文化的なことに関心のある市民性になったのではないでしょうか。
「この蔵とは永く付き合っていける」と強く感じ、更に蔵元が代替わりすることによる将来性も期待した上で取り扱いを決めました。
どうぞ「小嶋総本店」をよろしくお願い致します。
佐野吾郎
地酒.COMは蔵元との太いパイプにより、
商品の安定供給を受けています。
小嶋総本店(こじまそうほんてん)の蔵元・小嶋健市郎代表とJIZAKE.COMの佐野吾郎です。
小嶋総本店(こじまそうほんてん) 東光(とうこう) 洌(れつ 列)の販売はインターネット通販を代表する佐野屋が蔵元に代わって責任を持って行わせて頂きます。
当店は蔵元との太いパイプにより、商品の安定供給を受けております。
インターネットで東光・洌をお求めの際は、是非とも地酒.COM、佐野屋を御利用下さい。
各種メディアの取材には喜んでご協力させていただきます。
取材のご依頼は「お問い合せフォーム」から。
またはお電話(072-840-2920)から。
地酒.COM 佐野屋は話題性のある酒蔵の情報を御提供致します。メディアの皆様の取材に御協力させて頂きます。
2024年5月
2023年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2023」で銀メダル受賞!
2023年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2023」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、純米酒の部において「東光 純米」がCOMMENDEDCOMMENDED(大会推奨酒)を受賞、純米吟醸酒の部において「東光 純米吟醸原酒」が銅メダル、純米大吟醸酒の部において「東光 純米大吟醸袋吊り」が銀メダルを受賞しました。
2023年5月
●「全国新酒鑑評会」で入賞!
小嶋総本店は2023年5月「令4酒造年度全国新酒鑑評会」にて入賞しました。
2023年3月
●「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023」にて金賞受賞!
2023年3月、東京都千代田区の学士会館において「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023」が開催されました。13年目となる2023年の今大会は276社から1,054点がエントリー。その中から「アワードメイン部門」において「東光 超辛口純米吟醸」が金賞を受賞しました!
2022年 4月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022」で銀メダル受賞!
2022年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2022」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、純米大吟醸の部において「東光 純米大吟醸袋吊り」が銀メダル、「東光 純米大吟醸 袋吊り 雪女神」が銅メダル、普通酒の部において「小嶋屋 無題 壱 (KOJIMAYA Untitled 01)」が銀メダルを受賞しました。
2022年3月
●「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2022」にて金賞W受賞!
2022年3月8日、東京都千代田区の学士会館において「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」が開催されました。
12年目となる2022年の今大会は292社から過去最高の1064点がエントリー。その中から「メイン部門」において「東光 純米吟醸原酒」と「東光 超辛口純米吟醸」が金賞を受賞しました。
2020年12月
●「世界酒蔵ランキング」で小嶋総本店が見事第37位に!
世界酒蔵ランキングとは、その年に開催された有力な日本酒コンテストの受賞実績をポイント化して酒蔵ごとに集計し、スコアの上位50位の酒蔵を格付けするものです。
2020年にランキングの対象となった酒蔵は659蔵、商品は1835。その中で小嶋総本店が堂々の第37位に輝きました!
2020年8月
●「KURA MASTER 2020」にてプラチナ賞W受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
2020年8月31日、パリ市内で開催された「第4回KURA MASTERコンクール」は4名のMOF(フランス国家最高優秀職人章)ソムリエを含む、トップソムリエら51名の審査員が参加。
824銘柄の中から出羽燦々部門において「小嶋屋 無題 壱 (KOJIMAYA Untitled 01)」と「小嶋屋 無題 弐ノ樽 (KOJIMAYA Untitled 02 Ceder barrel aged)」がプラチナ賞を受賞しました。
2019年5月
2019年5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019」で銀メダル受賞!
世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2019」のSAKE部門の審査会がロンドンで開催され、9部門のトロフィー受賞銘柄が5月18日に発表されました。
その結果、純米酒の部において「東光 純米」が銀メダル、純米吟醸酒の部において「東光 純米吟醸原酒」が銅メダル、スパークリングの部において「小嶋屋 無酸素採り プロトタイプ」、「小嶋屋 無酸素採り プロトタイプうすにごり」が銅メダルを受賞しました。
2018年7月
●10年連続3つ星レストランで小嶋屋 無題 壱が採用!
2018年7月、香港フォーシーズンズホテルに店を構える広東料理店「龍景軒 (ロン・キン・ヒン)」。2008年に中華料理として世界で初めてミシュラン3つ星を獲得。広東料理の伝統を進化させることを目指し、以来10年間、最高位の3つ星を維持し続けている。平成30年7月、グランドメニューに「小嶋屋 無題 壱」が採用されました。
2018年2月
●「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」金賞受賞ラッシュ!
2018年2月20日「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」が開催されました。8年目となる2018年の大会は、263蔵元から過去最高の901点のエントリー。
小嶋総本店は下記の賞を受賞しました。
●アワードメイン部門 金賞
東光 純米吟醸原酒
東光 純米生原酒
●大吟醸部門 金賞
東光 大吟醸袋吊り
東光 純米大吟醸 雪女神
●プレミアム純米部門 金賞
東光 契約農家 出羽燦々 純米吟醸
東光 契約農家 出羽の里 純米吟醸
2017年6月
●ANAファーストクラス・ビジネスクラス全路線機内搭載酒として採用!!
ANA国際線ファーストクラス及びビジネスクラスの機内食のメニューに 「東光 純米吟醸原酒」が採用されました。
2017年6月
●「山川光男」LINEスタンプ発売!
山形正宗、楯野川、東光、羽陽男山の4蔵から一文字ずつとって出来た技術交流プロジェクト「山川光男」のイメージキャラクター山川光男のLINEスタンプが発売されました。
https://store.line.me/stickershop/product/1459532/ja
2017年2月
2016年7月
2016年7月19日・20日、ホノルルにあるハワイ・コンベンション・センターにて「US National Sake Appraisal 全米日本酒歓評会2016」の審査が行われ、2日間で約350銘柄の出品酒が「香り、味、バランス、総合評価」の4つのカテゴリーで審査され、吟醸部門にて「東光 純米吟醸原酒」が金賞を受賞しました。
また、大吟醸A(精米歩合40%以下)部門にて「東光 純米大吟醸袋吊り」が銀賞を受賞しました。
2015年11月
●小嶋健市郎氏がNHK「クローズアップ現代」に出演。
NHK クローズアップ現代 2015年11月9日「日本酒ルネサンス 人気の秘密に迫る」
番組では日本酒がこれまでにないブームを巻き起こしているその最前線を紹介。
従来のイメージを大きく覆す個性豊かな日本酒が次々と誕生し、飲み方や食べ合わせなど、新たな楽しみ方も広がっていく中、 進化を遂げる日本酒の秘密とブームの背景を探る。
2015年10月
●「仙台国税局 平成27年東北酒類鑑評会」にて優等賞受賞!
国税局酒類鑑評会は東北地方で製造された清酒及び本格焼酎の品質評価を通じて酒造技術の進歩と管内酒類の品質向上を図り、酒類業の発達に資することを目的として、毎年酒類鑑評会を開催されています。
品質評価にあたっては、吟醸酒の香気成分量の分析や官能検査(きき酒)など、いろいろな角度からの評価が実施されました。純米酒の部は43℃程度にお燗をした状態で、きき酒が行れました。
本年は10月に吟醸酒の部47場、純米酒の部46場、全93製造場の出品酒の中から吟醸酒の部にて、小嶋総本店 東光が優等賞に選ばれました。
2015年7月
●「第7回 雄町サミット」にて優等賞受賞!
平成27年7月30日に「ホテル椿山荘東京」で開催されました、「第7回雄町サミット」歓評会にて、全国から岡山県産「雄町」を使用した酒が、166点出品される中、専門家たちの審査により、吟醸酒の部(純米吟醸を含む)で「洌 純米吟醸 雄町」が優等賞受賞酒に選ばれました。