決してブレない芯の強さ、美しさ、旨さの結晶!特別本醸造の新酒! ◇喜楽長 特別本醸造 あらばしり 2017BY(平成29BY) 720ml
商品説明
《祝!大阪国税局新酒品質検討会で優良の評価!!》
《平成29年度大阪国税局清酒鑑評会で優秀賞を受賞!》
平成29年度大阪国税局清酒鑑評会では吟醸酒の部と燗酒用清酒の部の2部門で審査が行われました。
「喜楽長」を造る「喜多酒造」は大阪国税局の管轄内で唯一両部門において優秀賞を受賞した酒蔵です。
そして、燗酒用清酒の部門で優秀賞を取ったお酒が今回ご紹介する「特別本醸造」です。
私が「喜多酒造」に魅力を感じている点の1つが時代の流れに左右されずブレない所。
商品ラインナップを見ると、大吟醸や本醸造等の商品が他社に比べて多いです。
これらのお酒には「醸造アルコールが添加」されています。
いわゆる「アル添」です。
純米酒の勢いが増している中、アル添の美味しさ、良さをきちんと伝えようと頑張っていらっしゃる点もブレない所の1つです。
日本酒は嗜好品でありますし、技術もどんどん進化していく中で変わり行くことも大切だと思います。
その一方で、従来の良き物を後世に伝えて行くということもまた重要です。
そこをきっちり見極めて、より良きお酒造りに精進されているのが「喜多酒造」なのです。
「特別本醸造」は「特別純米酒」と並んで「喜楽長」の主力商品の1つです。
もし、お客様に「特別本醸造」と「特別純米酒」どちらがオススメですか?って聞かれたら、私は即答出来ます。
「特別本醸造」と。
理由は単純明快。
美味しいから。
キレイだから。
「喜楽長」の技術力の高さ、素晴らしさが凝縮されたお酒だから。
地酒専門店の従業員としては少しでも高い「特別純米酒」を勧めるべきなのでしょうが(笑)
原料米は全量山田錦。
精米歩合は60%。
酵母は金沢酵母です。
「特別本醸造」も金沢酵母の上品な香り、優しく伸びやかな味わいが表現されています。
飲んでみると、重くなくて柔らか。
味わいが膨らみ、円やか。
まあ、とにかくキレイ。
「喜楽長」の美味しさを十二分に感じて頂けるお酒に仕上がっています。
やはり、燗酒で優秀賞を取っているお酒なので飲用温度は高めがオススメです。
お燗にすると円やかさが更に増し、熱くしてもキレイな味わいは崩れません。
美しいお酒、旨いお酒が飲みたいと思っていらっしゃるあなた。
純米とかアル添とか難しいことは抜きにして、「喜楽長の特別本醸造」を是非飲んでみて下さい。
最後に、私の思う、「アル添」について。
私は他の商品説明にも書いておりますが、純米とかアル添とかあまり気にしていません。
単純に美味しいお酒を皆様にご紹介したい。
それだけです。
そこで、「アル添」のお酒にどんな醸造アルコールが添加されているかを説明致します。
醸造アルコールって無味無臭だと思われますよね?
実際に飲んだ私の経験で申しますと、味はあります。
それは、仕込み水に味があるからです。
蔵に届いた約95度の醸造アルコールはすぐに仕込み水で割り水され、30度位に度数を調整し、タンクで寝かされます。
こうして、蔵の味になった醸造アルコールをお酒を搾る前にもろみに加えます。
95度のアルコールを30度に調整するので相当水で薄まっています。
ですから、理屈だと思われるかも知れませんが、アル添って言っても実際には「ほぼ水」です。
お酒の大半を占める水と同じ成分です。
このほぼ水のアルコールを添加することによって、香味の調整が行われます。
使い方によって香りが上がり、キレを出したり、味が膨らんだり。
これも日本酒造りにおける伝統の1つです。
とは申しましてもお酒は嗜好品。
好き嫌いは飲む方の自由ですので、純米酒しか飲まない方にアル添酒を無理矢理勧めるようなことはしたくありません。
ですが、単に美味しいお酒を飲んでみたい、アル添のお酒に少しでも関心を持って下さった方には飲んで頂きたいです。
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 喜多酒造(滋賀県) |
特定名称 | 特別本醸造 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 要冷蔵 |
メーカーサイト | http://kirakucho.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:山田錦 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:17度 ■日本酒度:+5.3 ■酸度:1.5 |