ラベルが気になったあなたは米の旨さに酔いしれることに! ◇喜久盛 山廃純米酒 百姓おどり 生原酒 おりがらみ 1800ml
商品説明
こちらは限定のおりがらみです。
醪(もろみ)を搾ることを上槽(じょうそう)と言います。
搾られたお酒はタンクに移されます。
上槽が終わった後、1週間程経つと、タンクの底にオリが沈殿します。
上澄みは通常商品として瓶詰めされます。
底に残ったオリを絡ませた限定商品が「おりがらみ」です。
《ラベルが気になったあなたは米の旨さに酔いしれることに!》
「百姓おどり」って何?
陸羽132号って?
山廃?
そんなことが分からなくても、ポップなラベルを見れば何か気になる。
飲んでみようかなって気がして来ませんか?
これこそが、「喜久盛」の蔵元、藤村卓也氏の狙いです。
日本酒にもっと興味を持って貰おう、日本酒好きを増やそう、そんな思いで日々酒を造られています。
また、PR活動にも積極的に取り組まれています。
「百姓おどり」は見た目はキャッチーですが、中身は米の旨味が生きたザ・日本酒。
このギャップが好きな方は「喜久盛」にどんどんハマって行かれるかと思います。
米の旨味が生きた、噛み締めながら味わいたくなる酒。
味を引き締める要素が生きていて、味はあるのにキレが良く飲み進む。
米の良さ、米の特徴を生かした造りの技術が成せる業です!
冷酒はお好みで、旨さが本領を発揮するのは冷や(常温)か燗。
色々な飲み方でお楽しみ下さい。
《「百姓おどり」とは。》
さて、これより「百姓おどり」に付いて1つずつ掘り下げてご説明いたします。
まずは、商品名。
「百姓おどり」とは、花巻市やその周辺地域で五穀豊穣を願って行われている郷土芸能です。
地元神社の例祭神事で、「百姓おどり」の原料米を栽培されている東和町でも行われています。
太鼓や笛の音に合わせて米作りの様子を楽しく踊りで表現したのが「百姓おどり」です。
実は「百姓おどり」というのは「喜久盛酒造」の先々代蔵元が造られていたカップ酒の名前で、一時休売されていました。
復活の際は、百姓おどりと言えば、花巻市東和町、東和町産の米で造りたい。
蔵元のこの思いが、東和町の契約農家、小田農園の協力により実現。
それが「百姓おどり」です。
《ラベルデザインについて。》
ミラーボールの下で踊る百姓ギャルズ!
日本酒のラベルらしからぬデザイン!
一度目にしたら気になって仕方が無い!
このラベルのデザインを手掛けられたのは、蔵元と親交のある濱口健(はまぐちけん)氏。
ポップカルチャー・サブカルチャーをモチーフにした絵画作品を展開されている方です。
ラベルは商品にとって大切な要素!
目に留まった方は是非ポチッとして下さい。
《陸羽132号とは。》
陸羽132号(りくう132号)とは、米の品種の名前です。
別名、愛亀(あいかめ)と呼ばれる食用米です。
多くの方が口にされたことがあろうコシヒカリの祖父、更に人気の米、亀の尾の孫に当たるのが陸羽132号です。
あきたこまちやはえぬき、ひとめぼれも陸羽132号の系統に当たります。
また、陸羽132号は日本で初めて人工交配によって誕生した米でもあります。
陸羽132号を語る上で欠かせないのが花巻市が生んだ詩人・童話作家であり、農業指導者でもあった宮沢賢治。
病気にも冷害にも強い品種として陸羽132号の栽培を県民に推奨されていたのが宮沢賢治だったのです。
このことは「稲作挿話」という自身の作品に執筆されています。
《無農薬・無化学肥料の合鴨農法。》
小田農園の陸羽132号は合鴨農法によって無農薬・無化学肥料で栽培されています。
合鴨農法とは、水田に合鴨の幼鳥を放つ農法です。
合鴨は害虫や雑草は食べてくれるが、稲の苗は食べない。
なので、農薬や除草剤を使用することなく稲を育てることが出来ます。
また、合鴨が水田を泳ぎ回ることで水田が掻き回されることで酸素が供給されたり、水が常に濁ることで水温が上昇したりと稲の発育を促進します。
更に、合鴨の排泄物が肥料となるので化学肥料を与える必要もありません。
このように、合鴨の習性を利用して栽培される農法が合鴨農法です。
《陸羽132号の旨さを引き出したオール岩手の山廃純米!》
「百姓おどり」に使用されている酵母は岩手県オリジナル酵母のジョバンニの調べ。
蔵元が、宮沢賢治ゆかりの米に合わせるなら宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の主人公が名前の由来であるジョバンニしかない!
ということで使われた酵母です。
麹菌は黎明平泉。
こちらも岩手県オリジナル。
つまり、「百姓おどり」はオール岩手県の酒なのです。
更に、「百姓おどり」の酒母の製法で用いられているのは山廃(やまはい)と呼ばれる製法。
現在の酒造りの主流である、醸造用乳酸を添加する速醸とは異なり、天然の乳酸菌を取り込み酒母を仕込む方法が山廃です。
「喜久盛」の杜氏、高橋藤一(たかはしとういち)氏は、兵庫県神戸市の超有名蔵「剣菱酒造」で副杜氏を務められた方。
「剣菱」と言えば山廃。
山廃を知り尽くしたベテラン杜氏が米の旨味を最大限に引き出しています。
米作りから酒造り、ラベルと細部にまでとことんこだわった、米の旨さが味わえる「百姓おどり」
皆様、美味しさの余り踊り狂って下さい♪
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 喜久盛酒造(岩手県) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://kikuzakari.jp/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:岩手県花巻市東和町産契約栽培米陸羽132号(無農薬・合鴨農法) ■精米歩合:80% ■アルコール度数:18.5度 ■日本酒度:+11.0 ■酸度:2.2 |