こちらは限定の直汲みです。

2017年4月、「平成28酒造年度 第98回 南部杜氏自醸清酒鑑評会」純米酒の部にて、鬼剣舞　純米吟醸が優等賞を受賞しました。

《蔵元の藤村さんの遊び心満載！限定ラベルの純米吟醸鬼剣舞直汲み！》

いきなり連絡が来ました！

「純米吟醸の鬼剣舞の直汲み」

新酒にしては早いなぁと思ったら29BYでした。

今回、面白いのが、入荷数は6本なのですが、ラベルがそれぞれ違います。

ラベルのデザインは藤村さんの考案。

コンセプトは藤村さんにしか分かりません！

皆様にはどのラベルのお酒が届くのでしょうか。

乞うご期待♪

《「鬼剣舞(おにけんばい)」参上！！》

「タクシードライバー」が大人気の「喜久盛酒造(きくざかりしゅぞう)」のもう一つの顔と言っても良い存在の商品が「鬼剣舞(おにけんばい)」です。

鬼剣舞とは、「喜久盛酒造」がある、岩手県北上市周辺に伝わる伝統芸能。

お面を付けて踊られる勇ましい舞いで、地元のお祭でよく披露されているそうです。

《「鬼剣舞」とはどんなお酒？》

「鬼剣舞」は地元を中心に販売されていたお酒です。

ですから、「タクシードライバー」の「かけはし55%の純米酒」というような一定のコンセプトはありません。

特定名称も違えば、お米も違います。

｢タクシードライバー｣を飲まれた方の中でも、｢鬼剣舞｣を飲まれた方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。

ということで、佐野屋のお客様に｢鬼剣舞｣の素晴らしさも知って頂きたく、仕入れることに致しました。

今回届いたのは「鬼剣舞の純米吟醸」

お米は地元岩手県北上市産契約栽培の亀の尾。

麹菌(こうじきん)は岩手県初のオリジナル麹菌「黎明平泉(れいめいひらいずみ)」

酵母も岩手県オリジナルの「ゆうこの想い」

と、オール岩手県のお酒です。

実はこのお酒、蔵を訪問した際、夜の宴会で「タクシードライバー」と一緒に飲ませて頂いたんです！

ドッシリ辛口の「タクドラ」とはまた違い、旨味のボリュームはあるのですが、伝わり方がとても柔らかく、優しいタッチのお酒でした。

特別純米の時にも書いたのですが、酵母の特徴でしょうか、フルーティーさの奥に乳製品のようなコクを感じる香り。

飲んでみると、お米のふくよかな旨味がしっかりと感じられます。

オリの適度なまったり感も加わり、フルーティーでありながらバツグンの飲み応え。

酸で切れも良く、とにかく飲みやすい。

お燗にすると飲みやすさは更に増します！

冷酒もお燗もオススメです。

お米の良さ、造りの丁寧さがとてもよく伝わって来る素晴らしいお酒です。

「鬼剣舞」もぜひお試し下さい。

(文章：金巻 忍)