鶴齢(かくれい) 青木酒造
●コシヒカリのふるさと、南魚沼の注目蔵「鶴齢」
群馬県との県境を有する新潟県南部の南魚沼市は、日本一のコシヒカリの産地として知られる「コシヒカリの聖地」です。
しかしこの地は真冬になるとメートル級の積雪量を毎年記録する、日本有数の豪雪地帯としても知られており、町や建物には、雪国の人々知恵や工夫が随所に見受けることができます。
また、2009年の大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続と上杉景勝はここ南魚沼の出身であり、居城とした坂戸城跡や幼少期を過ごした雲洞庵(うんとうあん)が現存しており、歴史の1ページに触れることもできます。
そして新潟県は全国屈指の酒どころであり、成人1人あたりの日本酒消費量が日本一。
スッキリした飲みやすい新潟の酒は、淡麗辛口の代表格として表現されますが、その新潟の酒の常識にあてはまらない、淡麗でありながら米の旨味を引き出した酒造りを得意とする酒蔵が現れました。
その酒の名は「鶴齢」。コシヒカリで知られる南魚沼市塩沢に蔵を構える、青木酒造が造る注目銘柄です。
●江戸の文人、鈴木牧之ゆかりの蔵
青木酒造は1717年に創業した、約300年の歴史を持つ酒蔵です。
青木酒造は歴史に名を残す著名人との関わりが多い酒蔵で、「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」(※1)の著者である鈴木牧之(すずき ぼくし)の次男が、青木酒造七代目として蔵を継いだ記録が残されており、「鶴齢」という銘柄名も、鈴木牧之が命名したものと伝えられています。
また、幕末から明治期にかけて活躍した「日本資本主義の父」として知られる渋沢栄一も青木酒造と交流が深く、渋沢栄一が青木酒造へ宛てた当時の手紙や贈られた書額が蔵元に所蔵されています。
平成の時代には、秋篠宮殿下と紀子様が青木酒造を訪問された記録もあり、青木酒造は古い歴史を持つだけでなく、さまざまな交流を持つ希有な酒蔵です。
(※1)「北越雪譜」とは、江戸後期に書かれた越後魚沼の厳しい雪国の生活を記録した書籍で、当時の越後の民俗、方言、地理、産業を知る貴重な史料と位置づけられています。
●青木貴史社長と無濾過生原酒
写真の人物は、青木酒造の蔵元、青木 貴史社長です。
青木社長は1998年頃、首都圏の市場で「無濾過生原酒」という新しいジャンルの酒に可能性を感じ、南魚沼の酒蔵で最初に無濾過生原酒の商品を発売しました。
しかし当時の日本酒業界では、徹底した炭素濾過、2回行なう火入れ、水を加えてのアルコール度数の調整が当たり前とされており、それらを省略した無濾過生原酒という酒は、周囲から「中途半端な酒」という厳しい批判を受けたそうです。
それでも青木社長には強い確信がありました。それは前杜氏の新保英博氏が造る酒は、できたばかりの無濾過生原酒が一番美味い、ということを自らの舌で感じ取っていたから。
新保杜氏にも周囲から厳しい声が飛びますが、「社長が言うことなんだから、何でもやるよ!」という強い信頼関係のもと、無濾過生原酒の酒を造り続けます。
やがて日本酒市場には、無濾過生原酒の酒が人気を博し、多くの蔵から販売されるようになりましたが、その先鞭をつけていた鶴齢は、いつしか「鶴齢といえば無濾過生原酒」と地酒ファンの間で知られる存在になっていきました。
そして2009年、新潟県が卓越した技能者として「にいがたの名工」12名を選出し、その中に鶴齢の新保杜氏の名前が記されていました。
かつて中途半端な酒と批判を受けた造り手が、名工として認められた。快挙と言ってよいこの出来事に、青木社長はじめ従業員全員が自分のことのように喜びに湧きました。
●丁寧に、淡麗旨口
「鶴齢」の特徴は、淡麗辛口のジャンルに属しながらも、米旨味の旨味を引き出した旨味をしっかりと感じさせる点にあります。
日本百名山の1つに数えられる巻機山(まきはたやま)の伏流水は、大自然の中で口にする雪解け水を飲んでいるかのような、澄み切ったきれいな水質。その水を使った丁寧な酒造りによって、鶴齢は造られています。
驚いたのは、地元に広く流通している普通酒クラスに至るまで、大吟醸クラスと同じく全量手仕事で麹を造り、米を洗い、さらにアルコール添加量も酒税法の基準量よりもずっと少ない量しか使っておらず、うまい酒であることを第一に考えた酒造りを行なっていることです。
鶴齢の販売シェアは、地元である南魚沼市が圧倒的で、地元だけで約3割、新潟県内のみで全体の7割近くが消費されているそうです。いかに地元に愛されているかがわかるデータです。
また、青木酒造は「雪男」ブランドの売上の一部を、山岳救助の資金や、地元出身のスポーツ選手へ活動資金として寄付を行なうなど、地域への貢献も積極的に行なっています。
鈴木牧之の「北越雪譜」には、越後の人の「耐え忍ぶ精神」と「助け合う心」が描かれていますが、青木酒造は「和合」を一番大切にしています。
杜氏や蔵人、酒米を栽培する農家といった「造る人」、私たち鶴齢を販売する「売る人」、そして鶴齢を愛してやまない「飲む人」の三者が幸せになるように、そして自らも社会や地域へ貢献したいという想いで良酒を造り続けています。
地酒.COMは蔵元との太いパイプにより、
商品の安定供給を受けています。
写真の右が株式会社クラビシュ 佐野屋酒店の佐野吾郎、左の方が青木酒造(あおきしゅぞう)の青木貴史社長です。
2014年2月に撮影しました。
地酒.COMは蔵元との強い信頼関係により、鶴齢(かくれい)の商品を安定供給できる体勢を取っています。
インターネットで鶴齢(かくれい)をお求めの際は、是非とも地酒.COM、佐野屋をご利用下さい。
各種メディアの取材には喜んでご協力させていただきます。
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2023年5月
●「KURA MASTER 2023」にて金賞受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査され、まずは各部門ごとにプラチナ賞と金賞が選ばれます。
その結果、純米酒部門において「鶴齢 純米吟醸」が金賞を受賞しました。
2023年 5月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2023」にて銅メダル受賞!
2023年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2023」のSAKE部門の審査が執り行われました。;
その結果、純米酒の部において、「鶴齢 雪男 純米酒」が銅メダル、純米大吟醸酒の部において、「鶴齢 純米大吟醸」が銅メダルを受賞しました。
2022年8月
●第13回雄町サミットにて優等賞受賞!
「雄町サミット」とは日本最古の酒米である岡山県産「雄町」を原料にした日本酒が全国各地から集まる国内最大規模のイベントです。 「第13回雄町サミット」は 2022年8月30日にホテル椿山荘東京(東京都ホテル椿山荘東京)にて3年振りの東京開催。
その結果、純米酒の部において「鶴齢 特別純米 瀬戸産雄町55%」が優等賞に選ばれました。
2022年6月
●「KURA MASTER 2022」にて金賞受賞!!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査され、まずは各部門ごとにプラチナ賞と金賞が選ばれます。
その結果、純米酒部門において「鶴齢 雪男 純米酒」が金賞を受賞しました。
2020年8月
●「KURA MASTER 2020」にて金賞受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
824銘柄の中から純米大吟醸酒部門において「鶴齢 純米大吟醸 東条産山田錦37%」が金賞を受賞しました。
2020年 5月
●全国新酒鑑評会にて入賞!
2020年5月「令和元酒造年度全国新酒鑑評会」にて「鶴齢 限定大吟醸 牧之(ぼくし)」が入賞しました。
2020年度の全国新酒鑑評会は新型コロナウィルス感染症拡大に伴う対応として、本来執り行われるはずの結審は中止となりました。予審の結果をもって入賞酒を決定し、金賞酒は選定されていません。
2019年 7月
●第11回雄町サミットにて優等賞受賞!
岡山県発祥の酒米「雄町」で醸した日本酒のみが全国から集結する国内最大のイベント「雄町サミット」が2019年7月30日(火)に東京・飯田橋のホテルグランドパレスにて開催。今年で11回目の当コンクールには全国より215点が出品されました。
その結果、純米酒の部において「鶴齢 特別純米 瀬戸産雄町55%」が優等賞に選ばれました。
2019年 6月
●「KURA MASTER 2019」にて金賞受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査されます。
2019年度は過去最多の271蔵より720銘柄が出品。その中から純米酒部門において 「鶴齢 純米吟醸」が金賞を受賞しました。
2018年 6月
●「全米日本酒鑑評会 2018」で金・銀賞受賞
2018年6月、恒例の全米日本酒歓評会がハワイ州ホノルル市で開催されました。3日間で478銘柄の出品酒を香り、味、バランス、総合評価の4つのカテゴリーで審査。
その結果、青木酒造は下記の通り受賞しました。
●大吟醸B部門 銀賞
「鶴齢 大吟醸」
●吟醸酒部門 銀賞
「鶴齢 純米吟醸」
●純米酒部門 金賞
「鶴齢 純米酒 雪男」
2018年 5月
●「平成29酒造年度全国新酒鑑評会」で入賞!
2018年5月、「平成29酒造年度全国新酒鑑評会」にて「鶴齢 限定大吟醸 牧之(ぼくし)」が入賞致しました。
2017年 10月
●『日経マガジンスタイル』「ジャケ飲みしたくなる一本」で紹介されました。
『日経マガジンスタイル』日本酒特集号の中で「ジャケ飲みしたくなる一本」として「鶴齢 純米酒 雪男」が掲載されました。
「日経マガジンスタイル」は日本経済新聞社が発行するフリーペーパーです。
2017年 9月
2017年 9月
●青木酒造「雪男プロジェクト」で二つの社会貢献
青木酒造は、「鶴齢」の地元である南魚沼郡塩沢の出身でありソチ五輪のスキー女子ハーフパイプ競技で銅メダリスト、小野塚 彩那(おのづか あやな)選手を応援しています。
また、毎年繰り返される山の事故防止のお役にたてればとの想いから、2010年より『南魚沼地域山岳遭難防止対策協議会』へ寄付活動を行っています。
どちらも「雪男プロジェクト」として「鶴齢 雪男」シリーズの売上の一部を活動資金として寄付しています。
当店では雪男シリーズ「鶴齢 辛口 雪男」、「鶴齢 純米酒 雪男」、「鶴齢 雪男 純米酒 発泡にごり」を取り扱っております。
2016年 10月
●鶴齢 雪男がパッケージデザイン賞を受賞しました!
2016年10月、Topawards Asia(トップアワードアジア)にて、鶴齢 純米酒 雪男がパッケージデザイン賞を受賞しました。
“Topawards Asia”とは昨今、世界の様々なパッケージデザインがある中から、アジアのパッケージデザインに注目し、そのクオリティの高さを世界に認知してもらい、パッケージデザイン業界の発展を目的とした初の“アジア限定のパッケージデザイン賞”です。
2016年 8月
2016年 2月
●「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016」金賞受賞!
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016」の各部門の受賞蔵が2月に発表されました。
6年目となる2016年の今大会は、過去最高の252蔵元から648点のエントリーがあり、厳正なる審査の結果、大吟醸部門にて「【箱入】鶴齢 純米大吟醸」が金賞を受賞しました。
2015年 1月
●「鶴齢」世界デビュー!JALビジネスクラスの機内食日本酒リストに登場!
鶴齢 純米大吟醸が日本航空(JAL)国際線ビジネスクラスの
機内酒に選ばれ、2015年3月より提供が始まりました!
「新潟日報」でも大きく取り上げられています。
2014年 3月
●『スポーツ報知』に「鶴齢の雪男」が掲載されました。
青木酒造は2011年から「雪男」の売り上げの一部を、ソチ五輪フリースタイルスキー女子ハーフパイプで銅メダルを獲得した小野塚彩那選手に活動支援費として寄付しています。
2013年11月には蓋の色がゴールドで、スキー板を持った雪男が瓶にデザインされた、「雪男純米酒カップ」が新発売されました。
青木酒造は今後も支援を継続していくとのことです。
2013年 11月
●青木酒造は、小野塚選手を応援しています。
「鶴齢」青木酒造は、ソチ五輪のスキー女子ハーフパイプ競技で銅メダルに輝いた小野塚 彩那(おのづか あやな)選手を応援しています。
小野塚選手は「鶴齢」の地元である南魚沼郡塩沢の出身であることから、青木酒造では「雪男プロジェクト」として「鶴齢 雪男」シリーズの売上の一部を活動資金として寄付しています。
(青木酒造ブログに小野塚選手を応援する記事が紹介されています。)
2013年 11月
●『ハナコ フォー・メン』Vol.10に「鶴齢」が掲載。
2013年11月28日発売の『Hanako FOR MEN vol.10』の特集、「モテる日本酒。」に「鶴齢」が掲載されました。