《鏡山の季節限定酒第二弾！純米吟醸も争奪必至！》

埼玉県が誇る「小江戸」、川越。

武家造の古い街並みが残り、首都圏から日帰りで観光に来る方も多い町です。

実は川越はお酒の生産も盛んで、地ビールの中でも有名な「コエドビール」も川越で造られています。

コエドビールは「瑠璃」、「伽羅」、「紅赤」、「漆黒」、「白」の五種類があります。

全て色を表す漢字ですが皆様は全部読めますか？

「るり」、「きゃら」、「べにあか」、「しっこく」、「しろ」が正解です。

と、話はそれましたが、同じ川越で造られた鏡山のお酒のラベルも色とりどりです。

色々な種類の違いを楽しむことができます。

そんな川越にある小さな蔵の注目の銘柄、「鏡山」から待望の新酒が到着しました。

「純米吟醸新酒搾りたて」です！

こちらも人気商品で酒販店の間での争奪戦は必至なんだとか。

今回使用しているお米は玉栄。

滋賀県で多く作られているお米で、キレのある辛口酒ができやすいと言われています。

その一方で、柔らかくて奥深い味わいにもなり、造り手によって引き出す味にも差が出てきます。

もろみタンクを連想する爽やかな甘い香りがふわりと鼻をくすぐり、一口飲むとコクのあるまったりした甘い味わいと華やかな香りが口の中一杯に広がります。

第一印象だとキレの良い甘口寄りのお酒という印象を受けるのですが、このお酒、単なる甘口一辺倒では終わりません。

ひとしきり甘味と香りを堪能した所を境にして、ここから一気に辛口酒の印象へと急転直下。

ビターな酸味が徐々に舌に広がり始め、前半に感じた甘い旨味とはまた異なる旨味があります。

それでいてとてもキレイな後味で締まっており、実によく出来たお酒だと感じました。

鏡山は「コクのあるきれいな甘味と美しいフレーバー」が特長なのですが、搾られたばかりの若いこのお酒にも鏡山らしさがしっかりと感じられます。

新酒らしさと新酒らしからぬ美味さの絶妙なバランスをお楽しみ下さい。