地元の米「夢一献」を使った黒兜は、やや辛口仕立ての甘酸っぱさ。 ◇池亀 純米吟醸 黒兜 グリーンラベル 夢一献 1800ml
商品説明
「ギャップ萌え」
三十路に突入した私がギリギリ知ることができている若者言葉です(笑)
弱そうに見えて強い。
不真面目そうだけど勉強ができる。
などなど、人は見た目とは裏腹の印象に惹かれたりします。
そしてそれは日本酒でも同じ!
「池亀 黒兜」もまさにそんなギャップ萌えなお酒です。
ラベルには「ドドン!」という効果音が聞こえてきそうな豪快な筆使いの「黒兜」の文字。
名前も「兜」という文字から、剛腕な武士を想像してしまいませんか?
しかし中味は、洋梨やりんごのような甘酸っぱさが際立つ、キュートなお酒なのです!
含み香もボリュームもたっぷり!
果実にかぶりついたかのようなジューシーさも魅力ですよ。
《地元のお米「夢一献」を使った「黒兜」》
生まれ育った場所への愛着は多くの人の心の中にある物だと思います。
郷土愛、地元愛とも言いますが、日本酒に地元のお米を使うことが多いのも、突き詰めて言えば郷土愛故ではないでしょうか。
当商品の掛米に使われているお米「夢一献」(麹米は山田錦を使用しております)は、池亀酒造がある福岡県久留米市を中心に栽培されている酒米。
福岡では馴染みの深い「夢つくし」を親に持つ、福岡生まれ福岡育ちのお米です。
前述したように「黒兜」は甘酸っぱさが際立ちますが、夢一献を使用した当商品は、全量山田錦の黒兜より、やや辛口でキレの良さを感じました。
黒兜にスパイスとして辛さを求めるお客様には、是非こちらの「夢一献」の黒兜をお試しいただきたいです。
《「黒兜」は「黒麹」を使ったお酒です。》
池亀の代表商品の1つである「黒兜」。
黒兜の特徴としてまず挙げられるのは「黒麹」を使用していること。
日本酒を造る工程の1つで、麹菌を蒸米に繁殖させて「麹米」を造る「製麹」という作業があります。
麹菌の種類にもいろいろあるのですが、日本酒で使われるのは主に「黄麹」で「黒麹」を使用した日本酒は珍しいのです。
「黒麹」は主に沖縄の泡盛や九州地方での焼酎に多く使われています。
「黒麹」はクエン酸の発酵が盛んで、醪(もろみ)を強い酸性に保つことができ、醪の発酵途中に起こり得る雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。
(黒兜の特徴である酸もこの「クエン酸に」よるものです。)
そのため温暖な地域での酒造りに適しています。
池亀酒造もまた、九州の福岡県という温暖な地域にありますので、「黒麹」が身近な存在だったのかもしれません。
(文章:藤井 昇)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 池亀酒造(福岡県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://ikekame.com/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:麹:山田錦 掛:夢一献 ■精米歩合:55% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:+2.0 ■酸度:2.2 |
受賞歴・マスコミ紹介
「KURA MASTER」純米酒部門にて金賞受賞!
2019年6月「KURA MASTER2019」純米酒部門において 「池亀 純米吟醸 黒兜 夢一献」は金賞を受賞しました。
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
審査員は全員フランス人で、ソムリエ、アルコール飲料のスペシャリスト、レストランやカーブの経営者、シェフ、料理学校など、飲食業界で活躍中のプロフェッショナルなど。全ての出品酒はブラインドティスティングにより審査されます。2019年度は過去最多の271蔵より720銘柄が出品されました。