花垣が力を入れている隠れた人気商品の1つが、この「にごり酒純米」

「にごり酒」と一言に言っても、薄い「おり」がひらりと舞うようなものもあれば、どぶろくのような真っ白なお酒もあります。

このお酒は見事に真っ白。

まさに「どぶろく」のようなお酒です。

そして「にごり酒」と聞くと火入れゼロの生酒、場合によっては爆発系のお酒もありますが、花垣のにごり酒は火入れをしている通年商品。

季節を問わず、それぞれの季節に合わせた飲み方をお楽しみ頂けます。

まずは常温で一口飲んでみると、「とろみ」や「まろやかさ」がたまりません。

このお酒はどちらかと言うと甘めに造られています。

にごり酒は甘めに造られているというのが結構重要。

甘味を抑え過ぎると苦味、渋味が目立ち過ぎて味のバランスが悪くなります。

甘味を持たせることで、後味にお米の余韻がふわり。

飲んでいてとても心地良いお酒に仕上がっています。

それと、私はにごりとなると常にオススメしているのがお燗。

甘酒を想像して頂くと全く違和感は無いハズ。

是非、お燗もお試し下さいませ。

夏にはロックやソーダ割りもオススメ。

爽快な甘口のお酒に変身します。

《奥越前の冬が楽しめるお酒》

「にごり酒」の案内が蔵元から届くのは毎年11月頃。

このお酒の到着に前後して、「南部酒造場」から越前大野の特産品「上庄里芋」を贈って頂いております。

越前大野の里芋は全国一との呼び声が高いんです。

特に上庄地区で取れる「上庄里芋」は、1つ1つの実がしっかりとしていて、大評判の里芋。

手に取るとズッシリと重みを感じることが出来、地元では皮をむかずにそのまま煮っころがしにされるそうです。

山深い豪雪地帯の奥越前では、味がしっかり詰まった食材が冬の味。

花垣のにごり酒も、甘味がギュッと詰まっており、このお酒もまた厳しい冬を乗り切る「奥越前ならではの味わい」であると言えるのではないでしょうか。