《鶴岡産7種類のお米が大集合！お米のオールスターと呼べるお酒》

「白露垂珠」のお酒は、相沢代表はじめ蔵人が栽培した、亀の尾、美山錦、出羽の里などを使って造られています。

全量自分たちで栽培したものを使用しているため、年によってはお酒の製造計画以上のお米が収穫されることがあったり、中には特定名称酒に使用できない三等未満のお米が混ざることもあるそうです。

それらのお米をどうしましょうか？もちろん捨てるなんて、もってのほか。

いろいろ考えた相沢さんは、これらのお米を1つにまとめたお酒を造り、新商品「プラスα」が誕生しました。

使用米に三等以下が含まれていることと、酒質をまとめるために米由来の醸造アルコールを使用しているため、特定名称は普通酒としての販売ですが、純米酒クラスの65%までお米を磨き、さらに旨味を引き出すため、普通酒としては異例の「無濾過」で製品化。

余剰米を原料としているため、お求めやすい価格での提供が可能だという、まさに「白露垂珠」だからこそ造ることが出来た、一味も二味も違うスーパー普通酒です。

《「白露垂珠」の普通酒は普通を超えている！！》

「プラスα」の取扱いを決めたのは2014年。

今ではすっかり「白露垂珠」の定番！

ケース買いして下さる方もいらっしゃる程、リピート率の高いお酒です。

入社して間も無い私は「竹の露」の出張に参加出来ず、留守番でした。

そこで、「プラスα」というお酒が美味しいから是非、飲んで来て欲しい！

そうボスと当時の担当者(私の先輩)にお願いしました。

「プラスα」は普通酒の中でも特にキレ重視のスッキリタイプ。

そのスッキリ感を下で支えているのがお米の旨味。

この軽過ぎない、重過ぎない旨味の出し方が絶妙なんです！

そんなことを熱く語ったので、そこまで言うのならと、飲んで来てくれました。

すると、ホンマや！あれは美味いわ！！

と、大絶賛！

ここまでは良かったのですが、そこで、1つ問題が…。

これだけお求めやすい価格で良いお酒が手に入ると他のお酒が売れなくなってしまうかも知れない！

そんな危機感が前任の頭を過ってしまったのです。

目先の利益だけを考えれば、取り扱わないのが正解なのかも知れません。

しかし、美味しい商品、自信を持ってオススメ出来る商品を皆様にご提案するのは酒販店のスタッフとしての任務です。

何より、こんな美味しいお酒を自分だけ楽しむなんてことは私の性格上出来ません(笑)

何とか頼み込んでようやく取扱いの許しを貰いました。

こんな経緯もあり、「プラスα」は私の中での思い入れの強い商品の1つなのです。

私は当時から普通酒が大好きで、今でも信じていることがあります。

普通酒が美味しいお蔵さんは良いお蔵さん。

沢山のセールストークよりも1杯の普通酒の美味しさが何よりの信頼なんです！

どんなお酒よりも手間が掛かっているのに、どんなお酒よりも低価格。

しかも、変わることが決して許されない。

常に安定した香味が求められるのです。

食材と美酒の宝庫、庄内の方々に愛されるお酒であり続けるには並のクオリティではダメなんです！

「竹の露」の女将、相沢こづえさんはいつもおっしゃっています。

うちの普通酒は普通ではありません！

この言葉はそれだけ手間を掛けて大切に造っていらっしゃるということからの自信の表れではないでしょうか。

もちろん、お好みに合う、合わないもあります。

純米酒しか飲まない。

そういう方もいらっしゃるかと思います。

押し売りは決して致しません。

ですが、もし、興味を持って頂けましたら一度飲んでみて頂きたいです。

私のオススメ度は「満点+α」

高いリピート率も後押ししてくれております。

自信を持ってオススメ致します。

(文章：金巻 忍)