円熟の名に相応しい、1年半の眠りから覚めた美酒! ◇白露垂珠 純米大吟醸 円熟 1800ml
商品説明
「白露垂珠」の女将こと、相沢こづえさんから力強い一言が届きました。
「今回の商品はラベルにかなりこだわりました!」と。
おっ、女将、今度は何の絵を描いたのかな?って思ったら違いました。
今回のラベルは女将のデザインって訳ではないのですが、細部にまでこだわられた自信の作品です!
ラベルの素材もいつもと違います。
なぜそんなにこだわったか。
それは今回の商品に込められた強い想いがあるからです。
商品名の「円熟」は新酒が熟成を経て味が乗って来た、飲み頃を迎えようとしているということを表しています。
ですが、この商品にはもう1つのメッセージがあるんです。
それが、「白露垂珠」の名前の由来。
先日、女将と電話で話していた時に、「白露垂珠」の名前の由来をよく質問されるってことをおっしゃっていました。
そこで、「白露垂珠」の名前の由来が分かるラベルをデザインされたのです。
今回のラベルには漢詩が印字されています。
その漢詩とは、詩仙と称された李白の作品です。
李白は詩仙の他にも酒仙と呼ばれる程、お酒をこよなく愛した歌人としても有名。
李白の作品には度々お酒が登場致します。
「金陵城西棲月下吟」の一節に
「白露垂珠滴秋月(白露、珠を垂れて、秋月に滴る)」
と書かれています。
「白露は連珠のように、秋の月光とともに滴り落ちる。」
想像しただけでも美しい光景が目に浮かびます。
ここから「白露垂珠」と名付けられました。
ちなみに、「白露垂珠」という名前は東京でお酒の新聞を発行されていた方と、先代蔵元と現在の蔵元夫妻によって決められたのだそうです。
続きまして、今回のお酒、「円熟」についてお話し致します。
このお酒は円熟の名に相応しい、程良い熟成感のあるお酒です。
熟成と聞くと、お酒の色は褐色で、熟成香のあるお酒を想像される方が多いのではないでしょうか。
しかし、このお酒は全く違います。
氷温で1年半貯蔵されていたということで、透明感があって香りも控え目ながらフルーティー。
酵母は山形酵母と1801のブレンドなんですが、落ち着きを感じます。
特筆すべきは、中間の味の膨らみと余韻の美しさ。
ここに熟成の効果と「白露垂珠」らしさを感じました。
飲用温度は5度から48度と書かれていますが、私は5度は低すぎるかなと感じました。
「円熟」の名前の通りの熟成感を味わうにはもう少し高めの方が良いかなと。
あとはお好みでどうぞ。
「白露垂珠」の意味を感じながら飲んでみて下さい。
「白露垂珠」の美しさがよりお分かり頂けることと思います。
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 竹の露(山形県) |
特定名称 | 純米大吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.takenotsuyu.com/ |
■甘辛:芳醇辛口 ■原料米:出羽燦々 ■精米歩合:44% ■アルコール度数:15.5度 ■日本酒度:-1.0 ■酸度:1.3 |