数多に絡み合うその味わいがあなたを混沌の楽園へといざなう…! ◇笑四季 潜む蒼の楽園 火入れ 1800ml
商品説明
《混沌とした楽園へあなたをいざなう。》
笑四季酒造がお送りする神出鬼没の単発商品「笑四季劇場」のお酒がまたもや入荷しました!!
今回の商品はブルーのラベルが特徴的。
商品名は「潜む蒼の楽園」です。
いったいどのような思いでこのような商品名にされたのでしょうか?
頂いた商品案内を眺めつつ、ちょっと妄想したいと思います。
当商品に使用されているのは滋賀県産の「玉栄(たまさかえ)」というお米です。
酒造好適米としての歴史はやや古く、味わいが出にくい硬い米とのこと。
甘味を基調とする笑四季酒造では、扱いが一筋縄ではいかず、方向性も限られてしまいます。
笑四季酒造の蔵元である竹島充修(たけしま あつのり)さんは、玉栄に対して苦手意識があったようです。
今回商品名に「蒼」という漢字が使用されています。
英語にすると「blue(ブルー)」となります。
気持ちが落ち込んでいる様子や、思わしくない感情の時などに「気持ちがブルーになる」という表現をすることがあります。
商品名の「蒼」という部分は、苦手意識のある玉栄を使用する事に対する、竹島さんの思いが込められているのではないでしょうか?
ちなみに「潜む蒼」ということは、苦手意識を潜めていた、内に秘めていたというふうにも考えられます。
(妄想エンジンが温まってきました!!)
そうだとしたら、こちらのお酒はただ「苦手意識があるけど玉栄を使いましたよ」というだけのお酒なのでしょうか?
そんなわけはありません。
商品名には「楽園」という言葉も使われています。
まだまだ別の思いがありそうです。
商品案内によると、今回の玉栄のお酒には、めったに組み合わせない6号系自社酵母を使用しているのだとか。
理由は「玉栄への苦手意識を払拭するため」。
数年前に同じお米、同じ酵母で造ったお酒は、結果として苦い思い出となってしまったそうです。
その思い出にリベンジするというわけですね。
商品名の「楽園」という言葉から察するに、リベンジは叶ったのでしょうか?
その答えにたどり着くべく、「潜む蒼の楽園」を頂きたいと思います!
口に含んでまず感じたのはジュワッとした甘味。
そして程なくしてほろ苦さがやってきます。
まるでグレープフルーツを食しているかのような感覚。
ジューシーさの中に、どこか爽やかさ、複雑みも兼ね備えている混沌とした様には、まさに楽園・パラダイスが表現されているように思えます。
商品案内には「食中酒としても対応範囲が広いと思います」とのこと。
是非、食卓のお供としてもご活用ください♪
当商品の味わいは、苦手意識を払拭したい思いもあったでしょうが、しかし苦手意識があったからこそ辿り着いた味わいだと思いました。
潜む蒼によって作られた楽園をお楽しみくださいませ。
《笑四季劇場とは…?》
笑四季酒造が造るお酒に「笑四季劇場シリーズ」というものがあります。
そのほとんどがその時にのみ発売される限定品。
翌年に同じ名前・ラベルの商品がリリースされることは滅多になく、その時を逃すと一生手に入らないと言っても過言ではありません。
また、パッと聞いて日本酒とは思わないような商品名や、同じく一目見て日本酒と思わないようなデザインのラベルも笑四季劇場の特徴ではないでしょうか?
過去には「恋をするたびに…」「僕が僕であるためのエトセトラ」という名前のお酒も販売されました。
これらのネーミングは蔵元兼製造責任者である竹島充修(たけしま あつのり)さんが命名してます。
一見、奇抜な名前ですが、それぞれには一応の命名理由があるようです。
例えば「恋をするたびに」は蔵元の竹島さんが酵母に恋をしているところから付けられたそう。
そのシリーズの副題「ジョヴァンカと幸福論」はたまたま付けていたラジオから流れてきた、ジョヴァンカという歌手と椎名林檎の歌「幸福論」から命名、などなどの理由です。
それぞれの商品名がどのようにして付けられたのか妄想しながら飲めるのも、笑四季劇場の魅力の一つ。
今宵の笑四季劇場は一体どのような感動を与えてくれるのでしょうか?
(文章:藤井 昇)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 笑四季酒造(滋賀県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.emishiki.com/ |
■甘辛:やや甘口 ■原料米:滋賀県産玉栄 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:16度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |