《ナイトクルージングのような感動をあなたに。》

今回の笑四季劇場では新しい酵母にチャレンジ！！

(笑四季劇場とは…？と思った方は下部を参照ください。)

そのテスト的、試験的な側面を併せ持つお酒が当商品「ナイトクルージング」です。

今回使用した酵母は、花酵母「コチョウラン」。

コチョウランというお花は私としてはあまり馴染みがありませんが、高価でお祝いの花として使用されることが多い花なんですね。

(ネットで調べました。)

確かに開店したてのお店に並んで飾られているのをよく見るような気がします。

そのようなお花から分離された酵母は、果たしてお酒にどのような影響をもたらすのでしょうか？

そして今回の商品名「ナイトクルージング」。

ナイトクルージングって、船に乗って夜景を楽しんだりするあれですよね？

………。

私の脳みそではこの商品名を付けるに至った経緯が想像できませんでした(笑)

早速頂いてみましたので、感想を書かせていただきますと、全体的な印象としては甘口。

特に口に含んだ瞬間は甘口です。

しかし飲み込んだ瞬間にはカーッ！とする辛さがやってきます。

暗闇のように当たり前にそこにある甘味、そして暗闇があるからこそ街の光が綺麗であるように、相反する形で現れるカーッ！とした辛味。

まさに「ナイトクルージング」で見られる夜景のようです！！

………無理矢理でしょうか？(笑)

《笑四季劇場とは…？》

笑四季酒造が造るお酒に「笑四季劇場シリーズ」というものがあります。

そのほとんどがその時にのみ発売される限定品。

翌年に同じ名前・ラベルの商品がリリースされることは滅多になく、その時を逃すと一生手に入らないと言っても過言ではありません。

また、パッと聞いて日本酒とは思わないような商品名や、同じく一目見て日本酒と思わないようなデザインのラベルも笑四季劇場の特徴ではないでしょうか？

過去には「恋をするたびに…」「僕が僕であるためのエトセトラ」という名前のお酒も販売されました。

これらのネーミングは蔵元兼製造責任者である竹島充修(たけしま あつのり)さんが命名してます。

一見、奇抜な名前ですが、それぞれには一応の命名理由があるようです。

例えば「恋をするたびに」は蔵元の竹島さんが酵母に恋をしているところから付けられたそう。

そのシリーズの副題「ジョヴァンカと幸福論」はたまたま付けていたラジオから流れてきた、ジョヴァンカという歌手と椎名林檎の歌「幸福論」から命名、などなどの理由です。

それぞれの商品名がどのようにして付けられたのか妄想しながら飲めるのも、笑四季劇場の魅力の一つ。

今宵の笑四季劇場は一体どのような感動を与えてくれるのでしょうか？

(文章：藤井 昇)