再現不可!!奇跡が生んだ笑四季の低アルコールの酒! ◇笑四季 もう希望はないと君がいうまえに… 火入れ 1800ml
商品説明
《奇跡が生んだ産物!笑四季の最高怪作候補登場!!》
やってきました!
「笑四季劇場」らしいネーミングのお酒!
(「笑四季劇場」については下部に記載。興味がある方はどうぞご覧ください。)
皆様、商品名だけでお腹いっぱいにならぬようお願い申し上げます(笑)
とはいえ、やっぱり笑四季さんからこのような商品の案内が届くと、してやられた感じを受け、変な満足感を味わう事になるのは事実です。
しかし商品名だけで満足している場合ではないんです!
だってこのお酒はあらゆる偶然が重なってできた奇跡の産物なのですから!
そのエピソードもしっかりと味わわなくては勿体ない商品です。
「もう希望はないと君がいうまえに…」
商品名からも予想される方も多いと思いますが、この商品には一つの絶望が訪れました。
その絶望とは、意図しない野生酵母の混入です。
それにより、もろみは通常とは明らかに違う動きを見せ、アルコール度数が低い状態での上槽を余儀なくされました。
通常このような状態に陥ると、もろみが悪影響を及ぼす乳酸菌群に侵されることで、劣化し商品化できない状況を招くケースがあるそうです。
1種類のお酒を造るのに、多くの材料費や人件費、時間や体力を費やすわけです。
それらが無に返ると考えただけで…。
この時の蔵の方々の絶望は、私にはとても計り知れません。
「もう希望はない…」と言いたくもなりますよね。
ところが、お酒は奇跡的に顕著なオフフレーバーを感じさせない、バニラや杏にも似た滋味深い味わいに仕上がったそうです。
無事に着地した理由として挙げられていたことをここに記載いたしますと、
・仕込みの時期が厳冬期ゆえに清澄な空気であったこと。
・高精白なお米や、しっかりと造りこまれた(とはご自身では言っておりませんが)麹を使用していたこと。
・蔵内を清潔に保っていたこと。
という多くの点に助けられたそうです。
先ほど「奇跡の産物」と書かせてもらいましたが、造りこまれた麹や蔵内が清潔に保たれていたというのは、奇跡ではなく蔵の方々の普段からの姿勢だと思います。
蔵の方々が普段から真摯にお酒造りに取り組んでいたことが、今回の軌跡を引き寄せたと言っても過言ではないのかもしれません。
そんな紆余曲折があって生まれたお酒。
蔵の方々が絶望の先に見出したお酒。
おそらく二度このお酒を造るのは難しいでしょう!
どうか今のうちに手に入れてほしい商品です!
《笑四季劇場とは…?》
笑四季酒造が造るお酒に「笑四季劇場シリーズ」というものがあります。
そのほとんどがその時にのみ発売される限定品。
翌年に同じ名前・ラベルの商品がリリースされることは滅多になく、その時を逃すと一生手に入らないと言っても過言ではありません。
また、パッと聞いて日本酒とは思わないような商品名や、同じく一目見て日本酒と思わないようなデザインのラベルも笑四季劇場の特徴ではないでしょうか?
過去には「恋をするたびに…」「僕が僕であるためのエトセトラ」という名前のお酒も販売されました。
これらのネーミングは蔵元兼製造責任者である竹島充修(たけしま あつのり)さんが命名してます。
一見、奇抜な名前ですが、それぞれには一応の命名理由があるようです。
例えば「恋をするたびに」は蔵元の竹島さんが酵母に恋をしているところから付けられたそう。
そのシリーズの副題「ジョヴァンカと幸福論」はたまたま付けていたラジオから流れてきた、ジョヴァンカという歌手と椎名林檎の歌「幸福論」から命名、などなどの理由です。
それぞれの商品名がどのようにして付けられたのか妄想しながら飲めるのも、笑四季劇場の魅力の一つ。
今宵の笑四季劇場は一体どのような感動を与えてくれるのでしょうか?
(文章:藤井 昇)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 笑四季酒造(滋賀県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.emishiki.com/ |
■甘辛:甘口 ■原料米:滋賀県産越神楽 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:13度 ■日本酒度:-30.0 ■酸度:非公開 |