《笑四季劇場「恋をするたびに…」堂々の完結！》

笑四季酒造の蔵元である竹島さんが酵母に恋をしている、というコンセプトで造られているお酒「恋をするたびに…」。

何とこの度、最終話を迎えることとなりました。

商品案内に書いてある「最終話」の文字。

急な知らせにビックリしました。

しかし、始まりがあれば終わりはあるもの。

皆に愛されたこのシリーズにもその時が来たということなのでしょう。

シリーズのラストを締めくくるのに選ばれた酵母は「花酵母いちご」。

「甘酸っぱい恋」という表現がありますが、まさにいちごは甘酸っぱさの代名詞ですよね。

このシリーズを締めくくるのにピッタリな酵母だと思いました。

最終話の副題は「夢が覚める前に」。

夢のような楽しい日々って、いつまでも続いて欲しいですよね。

その一方で、いつまでも続かないのではないか…という不安も抱えると思います。

調子の良い時にスパッと終わらせてしまうのか、それともずっと続けるのか。

ずっと続けた場合「あの時終わっておけば…」という後悔も生まれるかもしれません。

この副題には「恋をするたびに…」を終わらせることに対する、竹島さんの葛藤と決断が込められているように思います。

それと同時に、この作品、シリーズが夢のように素晴らしく、満足のいくものであると感じていたことが窺えます。

滋賀県産の山田錦と花酵母いちごの組み合わせ。

滋味深い甘みは皆様にどのような衝撃を与えるのでしょうか。

最後の「恋をするたびに…」。

物語の結末をご賞味ください。

(文章：藤井 昇)