《長い歴史を持つ「梵　氷山」がこの度終売致します。》

「梵　氷山」に使用している瓶は、そのコンセプトからとても特徴のある形状をしています。

この度、その瓶を作成しているメーカーが事業停止となりました。

蔵は、新しいメーカーに製瓶のオファーを出されたのですが、とんでも無く高い見積もりを提示されたのだとか。

瓶の形状を変更することは絶対に考えられません。

そこで、やむなく終売を決断されました。

佐野屋では、最後に入荷される「氷山」の緊急予約を開始します。

入荷予定本数に達しましたら受付終了とさせていただきます。

どうぞ、最後に氷山をご賞味くださいませ。

《人と人が支え合う「平和を表現」した日本酒》

日本酒という商品は、通常ガラス瓶に詰められていますが、中にはデザイン性の高い特殊ボトルに入った商品が存在します。

この「氷山」という商品も、見た目だけでは名前の通り氷山をデザインした特殊ボトルを採用した物のように思われますが、この商品はそれだけではない。

なんと3本のボトルが支え合うように立っているのです！

300mlのボトルの3本セット。普通のボトルのように手に取ろうとすると、驚くこと間違いなしです。

ボトル単品は斜めに曲がるように立っているため、バランスが悪く倒れてしまいそうなのですが、3本が互いを支え合う事でバランスを保ち、氷山のような外観を実現しています。

蔵元からの商品コンセプトは、「人と人、あるいは国と国が支え合う『平和を表現』した日本酒」とのこと。

また、シルバーに輝く鏡のような内装にも意味があり、「人や国や社会、そして貴方の心なども映し出されます。」という意味を持っています。

お酒の中身は、兵庫県口吉川産の山田錦を35%精米して造った純米大吟醸を、梵が誇る氷温貯蔵庫で2年以上熟成させた物が詰められています。

その味わいは「日本の翼」「極秘蔵純米大吟醸」に比肩するもので、1998年に梵に初の海外での受賞をもたらしましたことからも、その実力が窺えます。

実はこのお酒には1つのエピソードがあります。

店主に初めての子供が誕生する時のことです。蔵元の加藤社長がお祝いということで、まだ正式発売前の「氷山」をプレゼントして頂きました。

『このお酒は3本が支え合うという意味を持つお酒です。』
『1本は旦那様、もう1本は奥様、そしてもう1本は、生まれてくるお子様に、このお酒を贈ります。』

という意味で贈りましたと伺い、本当に嬉しくとても感動したことが忘れられません。

このお酒を手にされた方には、それぞれの人生にストーリーがあるものと思います。

御結婚、御栄転、御祝いなど、このお酒を手にされる場面は様々ですが、共通点は「皆の幸せを願っていること」

そこに『平和を表現した酒』と言われる理由があります。

ボトルの美しさ、高品質のお酒、といった要素だけでは語れない、広く大きな想いが込められた「究極のギフト商品の1つ」と言える逸品です。