《酒徒よ泣いて喜べ！今なら中取りの純米吟醸が3千3百円で手に入る！》
この文章をお読みになっているあなたは日本酒に詳しければ
この日本酒はぜひ買うべきである。

純米吟醸の中取りと呼ばれる部位の酒がどれくらいの価格が一般的なのか、それくらい日本酒に詳しい人ならおわかりになるだろう。
3千3百円でそれが飲めるとしたら、今後の参考のためにもぜひどのような味なのか知っておく必要がある。

日本酒に詳しくない人も、この日本酒はぜひおすすめする。
何故なら、こんなにコスパが良い酒はなかなか見つからない。
偶然、このページを開いて、この文章を読んだあなたは幸運だ。

「梵　純米吟醸　中取り　ひやおろし」は兵庫県特A産地区の山田錦と、地元福井県産の五百万石という由緒正しい米で造られた純米吟醸酒。

厳寒の冬に搾られた酒は直ぐに出荷をせず、盛夏を過ぎて熟成されたことにより、滑らかで素晴らしい味の骨格が完成。
そうして出荷される秋から春に販売される限定酒である。

秋には秋刀魚と、冬には鍋料理に、そして春にはたけのこやホタルイカ。

「ひや」で飲むと気品ある香りが素晴らしく、引き締まった味が抜群の切れの良さが発揮。
「燗」にすると、滑らかで深い味わい・余韻が心に染み渡る、まさに「芳醇旨口」だっ。

残りわずかで、売り切れたら翌年の秋まで商品が入ってこない限定品。
2015年にリニューアルし、それからも変わらぬ、いやそれ以上の人気を誇っている梵のひやおろしを是非ご堪能あれ。

(文章：佐野 吾郎)