《秋田県オリジナル酒米、一穂積の輝く美しさ！》

秋田県のお酒の魅力。

その1つがオリジナル酵母やオリジナル米の開発。

県全体で秋田県の地酒を盛り上げようと日々努力されています。

今回、ご紹介する「一穂積(いちほづみ)」は全国レベルで主要な酒米である、山田錦・五百万石の長所を持ち合わせた秋田県オリジナル酒米として開発されました。

秋田県の酒蔵でも多く用いられている山田錦や五百万石はいずれも県外産。

秋田県では気象条件の影響で栽培が困難だからです。

山田錦のふくらみ・五百万石のスッキリ感を合わせ持ち、尚且つ、秋田酒こまちのように秋田県内での栽培に適したお米。

一穂積にはこの3種の血が入っているのです。

母として抜擢されたのが、新潟県オリジナルの酒米である「越淡麗(こしたんれい)」

越淡麗の母は山田錦で父が五百万石。

越淡麗に掛け合わせられたのが父である秋田酒こまち。

こうして誕生したのが秋田酒120号こと一穂積です。

日本酒好きであり、酒米好きな方ならこの血統背景を見ただけで走りそう！

じゃない(笑)

美味しいお酒になりそう！

って、期待が高まっているのではないでしょうか。

もちろん、お米のことはわからないけど飲んでみたい！

って、方にもすんなり受け入れて頂ける味わいのお酒に仕上がっています。

一穂積の特徴であるスッキリ感。

その中に光るお米の膨らみ。

秋田県の各蔵からこの特徴を生かしたお酒が続々とリリースされています。

では「阿櫻の一穂積」はどうなのか。

答えは「阿櫻」でした。

「阿櫻」の中ではスッキリ。

それでいて、「阿櫻」らしい骨格とボリューム感は健在。

一穂積の良さを引き出しながら、「阿櫻」の主張もあり、全体的にはとてもキレイに仕上がっています。

秋田県のお酒の美味しさ、「阿櫻」の美味しさを知る意味でも是非飲んでみて下さい。

「百田(ひゃくでん)」と飲み比べて頂くと特徴がより明確になります。

オススメです！

(文章：金巻 忍)