特定名称なんてどうでも良いですよね?美味しければ!! ◇阿櫻 生詰め原酒 亀の尾
商品説明
《特定名称は名乗れませんが、特別純米仕様の特別な普通酒です!》
私、日本酒が大好きです。
日本酒は技術力の結晶。
日本が世界に誇れるお酒です。
日本人の気質が素晴らしい日本酒を生み出したのだと思います。
その反面、出来上がった日本酒を統制する法律は、これまた日本人らしい曖昧の文化が生んだ物だと言えるのではないでしょうか。
特定名称がその1つ。
今回、皆様にお願いしたいのは、
特定名称に惑わされないで!
ということです。
特定名称ってよく分かりません。
特別なとか、ある条件を満たしていれば名乗っても良いとか。
「名乗っても良い」っておかしいですよね。
「名乗らないといけない」じゃないんですか?
ですから、例えば、精米歩合50%の吟醸もあれば大吟醸もあります。
(今回は精米歩合だけに特化して例を挙げました。特定名称は複雑過ぎますので…。)
この話はここで止めないと本題に入れないので、ここまでにします。
私が皆様にお伝えしたいのは、
特定名称でお酒を選ぶと、好きなお酒に出会えない、若しくは遠回りしてしまいますよ、っていうことです。
今回、ご紹介するお酒、「生詰め原酒亀の尾」は特定名称は名乗れません。
特定名称が名乗れないということは普通酒です。
私のような普通酒好きはどちらかというと稀。
明らかに少数派だと思います。
普通酒って聞くと、粗悪だとか、かさ増しの為にアルコールを添加したとか、ネガティヴなイメージを持たれる方が一定数いらっしゃると思います。
しかし、そういうお酒がある、あったことは悲しいですが事実です…。
しかし、ここが落とし穴。
純米規格であっても特定名称が名乗れないお酒もあります。
現に、このお酒に使用されているお米は秋田県の大潟村で契約農家さんが栽培された亀の尾です。
精米歩合は60%。
本来でしたら純米どころか、純米吟醸も名乗れるはず。
なのに、このお酒は間違い無く普通酒です。
その理由は、このお酒の原料米、亀の尾が規格外(3等未満)だからです。
お米を栽培したら、どれだけ良いお米になるように精魂込めて栽培しても一定数の規格外のお米はどうしても出来てしまいます。
だからと言って、蔵が規格外のお米は買いませんと契約農家さんに言ってしまえば、契約農家さんは安心してお米を栽培することが出来ません。
契約農家さんが大切に育てたお米を一粒たりとも無駄にはしない!
そんな蔵の想いでこの「生詰め原酒亀の尾」が誕生しました。
他のお酒との違いはお米の等級だけ。
ですから造りは全く同じ。
照井杜氏を始め、蔵人の皆さんが他のお酒同様に心を込めて醸されました。
飲んで頂ければ絶対伝わるはず。
特定名称?何それ?ってなるハズ!
すぐに劣化したり、賞味期限を設けたりなんてことは当然ありません。
寧ろ、こういうお酒をきっちり丁寧に造り上げてこられるからこそ、「阿櫻」の素晴らしさが際立つというもの。
酒質に自信があるからこその、生であり、生詰です!
ちなみに、私は毎年このお酒の誕生を楽しみにしています♪
ですから、自信を持って私はオススメ致します!
「阿櫻」ファンを増やしてくれるお酒の1つだと確信しています!
「阿櫻」は決してヘタるようなお酒ではありませんので、売り切れる前に素早く買ってジックリ飲んで下さい。
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 阿櫻酒造(秋田県) |
特定名称 | 普通酒 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.azakura.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:秋田県大潟村産亀の尾 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:16.1度 ■日本酒度:+2.0 ■酸度:1.6 |
受賞歴・マスコミ紹介
「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022」で銀メダル受賞!
世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ」2022のSAKE部門
普通酒の部において「阿櫻 生詰め原酒 亀の尾」が銀メダルを受賞しました。