《お燗に少し興味があるあなたの背中を押してくれるお酒！》

わざわざお燗酒なんて出さなくても「阿櫻」はお燗に向くお酒ナンボでもあるやん！

これが私の本音です。

こんなこと商品説明の冒頭に書いても良いのかな？

って、思いながら書くのが私(笑)

なぜここまでストレートな意見を書くのかと言うと、恐らく、この商品ページを見て下さっている方の殆どはお燗好きか、お燗に興味のある方だと思うからです。

お燗に興味が無い方は恐らく商品名でスルーされていると思いますので。

例えば、私が「阿櫻」で一番好きな特別純米の中取りはお燗がメチャメチャ旨い！

純米の中取りに限らず、1801やUT-1等の香り系酵母のお酒を除いて、「阿櫻」はお燗で美味しく飲めるお酒がいっぱいあります！

なので、わざわざお燗向きのお酒って必要無いと私は思うのです。

それでも敢えて阿櫻さんはお燗酒を新しく設けられた。

だったら、それをポジティブに捉えて皆様にご提案しようと。

そこで、まだお燗の良さが分からない！

けど、興味はある！

そんな方にお燗の良さを知って頂くべく、お燗酒を取扱うことにしました。

ご自身で色んなお酒をお燗で楽しめる方はこのお酒で無くても良いと私は思っています。

お燗を飲み慣れていない多くの方は、どのお酒をお燗で飲んで良いのかが分からないはず。

ですから、商品名に「お燗」と書かれてあると安心するんですよね。

あー、このお酒はお燗で飲んで良いんだって。

そんなことないですか？

お燗って寒い時期に飲むお酒だというイメージが強いと思います。

実際、秋から冬に掛けて色んな蔵からお燗酒がリリースされますし、売れています。

しかし、本当のお燗好きになると、寒いからお燗、暑いから冷酒では無いんです。

そのお酒を美味しく飲むには冷酒が良いのか、お燗が良いのか。

それだけなんです。

私もその中の1人なんですけどね。

お燗の魅力は味が膨らむのに嫌味が無く円やかで馴染むように入ってくる所。

とにかく飲み進む！

気が付いたら無くなってます。

そんな感覚を気軽に楽しんで頂きたいのです。

湯煎じゃ無いとダメ？電子レンジは邪道？

錫(すず)のちろりで？酒器は？

本来ですとキッチリ説明すべきなのでしょうが、そんなの気にせず、思い通りにお試し下さい。

実験と同じですよ。

温度は上げたり下げたりしてお好みを探して下さい。

正解はありません。

敢えて言うとしたら、ご自身が美味しいと思われた温度が正解です。

「玉川」の杜氏、フィリップ・ハーパーさんはお燗のことを「温度で遊ぶ」とおっしゃっています。

どうぞお好きに遊んでみて下さい。

最後にこのお酒、特定名称は純米酒ですが、純米吟醸がたっぷりブレンドされているのに価格は驚く程にリーズナブル。

ですから、お気軽にお楽しみ下さい。

(文章：金巻 忍)