今回も蔵元の御好意で店主吾郎も仕込み作業のお手伝いをさせて頂きました!
これから始まる作業に向け、海を見て気を引き締める店主吾郎。
朝8時に蔵に到着すると既に甑(こしき)から蒸気が立ち昇っていました。
この蒸気が上がる甑を見る度、酒蔵に来たという気持ちになります。
蒸し上がった米をシャベルで掘り出す作業にチャレンジ。
こちらは酒母室で十分に酵母が増えた酒母を、明日の仕込に使用するタンクに入れる「もと卸(もとおろし)」と呼ばれる作業のワンシーン。
酒母タンクから仕込タンクまで約20kgの酒母が入る容器(=ため)を担いで運ぶのは結構な重労働です。
こちらは槽場でのワンシーン。
身体を動かし汗をかいた後ですと、-5度に設定された槽場の室内は本当に寒い!
しばらくして眼鏡に異変が起こり驚く吾郎。
槽場の室内がいかに冷えているかがお分かり頂けるのではないでしょうか。
そして麹室での作業も体験させて頂きました!
室に引き込んだ沢山の蒸し米を人の手で薄く広げる。
内山杜氏に「作」の種振りの方法を教えて頂いてチャレンジ。
「酒屋万流」の言葉通り、種麹の振り方や作法も蔵によってそれぞれ異なります。
作業中の麹室は御覧の通り高温多湿な環境です。
麹菌にとっては最も良い温度と湿度なのですが、人間にとっては汗が止まらない蒸し暑さです。
麹室で作業を行うこと約30分、ようやく一通りの作業を終え、たまらず汗を拭く店主吾郎。
外気との温度差から来る気持ち良さと、良い経験をさせて頂いた充実感から笑顔がこぼれました。