わかむすめの蔵元、新谷義直さんと奥様の文子さん。
この日は蔵元サイドが昼食として懐石料理をセッティング。
新谷さんにお酌をしてもらったワンシーン。
わかむすめの酒は、しぼりたての無濾過生原酒ならではの味わいを大事ににしている。
ごま豆腐や天ぷらのような濃い味わいの料理とも相性が良い。
わかむすめの仕込み蔵外観。昭和2年の創業以来、当時のままの建物で現在も酒造りは行なわれる。
山口県の家には、茶色の瓦が多い。
これは隣県島根の「石州瓦」で、耐寒性、防水性に優れていることから、この地方では特に古くから使用されている。
洗い場と甑。
わかむすめの四季醸造を実現している仕込み蔵。
ここで酒母の製造から、もろみの発酵、そしてしぼりまで行なわれる。
今回訪問したときは、酒母が1本、純米酒のもろみが発酵中だった。
店主の質問1つ1つに丁寧に対応していただいた。
わかむすめの酒に使用されるのは、山口県オリジナル品種「西都の雫(さいとのしずく)」。
新谷さんは、山田錦を使った酒造りにもチャレンジしたいとのこと。
山田錦は今もなお、酒造家には憧れのブランドだ。
麹室。先日出麹をしたばかりの部屋に入ると、甘い麹の香りがこぼれてきた。
わかむすめの麹室はこの一部屋のみで、前室と後室といった温度、湿度の異なる部屋割りが存在しない。
わかむすめの製造規模であれば、この一部屋で十分とのこと。
蔵の2階には、現役を終えた古い道具が並んでいた。
蓋麹や木製の暖気樽(だきだる)などが、静かに安置されている。