2017年9月7日。
新潟県南魚沼市にあるナスパニューオータニにて「鶴齢」を造る青木酒造300周年記念式典が開催。
佐野は大阪から新幹線を乗り継ぎ新潟入りしました。
写真の右の方が「鶴齢」を造る青木酒造の12代目蔵元、青木貴史(たかふみ)さん。
こちらが創業300周年の記念ロゴ。
クリエイティブスタジオ「SAMURAI」の佐藤可士和(さとうかしわ)さんと糟谷義人(かすやよしひと)がデザインされました。
まずは呑み切り。
呑み切りとは蔵の酒の利き酒のことです。
前年度の酒に付いて評価をし、今後の酒造りに生かすべく意見交換が行われます。
真剣モードで利き酒を行っています。
利き酒はとても勉強になります。
蔵の方向性を確認する意味でもとても重要です。
ですが、結構疲れます(笑)
写真の方が鶴齢の杜氏を務める今井隆博(いまいたかひろ)さん。
温かいお人柄が写真からも伝わって来ます。
今井杜氏は後進の育成にも積極的。
昔のような、技術は目で盗め!というタイプでは無く、自身の経験や知識は余すことなく蔵人に伝えていらっしゃいます。
そうすることで、長期的に高いレベルで安定した酒造りを可能にしているのです。
青木家の皆様です。
パーティー会場の入り口で出迎えて下さいました。
会場の前には沢山のお祝いの花が飾られていました。
弊社からのお花はなかなか良いポジションにあったようで、佐野も喜んでおりました。
さあ、パーティー仕様に着替えていざ会場内へ。
2017MissSAKE(ミス日本酒)の田中梨乃(りの)さんとツーショット。
美人との記念撮影ということでデレデレですね(笑)
何と、田中さんは佐野と同じ、大阪府出身なんだそうです。
会場の舞台の前での1枚。
鏡割り用の酒がセッティングされています。
会場内には大きなタペストリーも飾られていました。
300周年記念式典には全国から約370名の関係者が集まったそうです。
青木酒造12代目、蔵元の青木貴史さんがステージで1曲披露!
ではありません(笑)
記念式典のスピーチをされている様子です。
パーティーの合間で記念撮影に応じて下さいました。
創業300周年の記念に発売される酒の説明をされています。
高額商品にも関わらず次々に注文が入っているそうです。
こちらが17万円の鶴首の専用ボトル。
有田焼です。
デザインは300周年記念ロゴと同じく、佐藤可士和(さとうかしわ)さんが手掛けられました。
パーティーでは踊りも披露されました。
フリースタイルスキーハーフパイプの小野塚彩那(おのづかあやな)選手も式典に参加。
小野塚さんは蔵の所在地である新潟県南魚沼郡塩沢町のご出身。
青木酒造のもう一つの看板商品「雪男」の売上の一部が小野塚選手の活動支援費として寄付されています。
こちらは二次会の様子です。
記念式典を終えた蔵元の青木さんはリラックスした服装に着替えられて再登場。
青木さんは大のカラオケ好き♪
甘い良い声をされているんです♪
「鶴齢」さんの2次会はいつもカラオケです!
2017年に新設された雪室に到着しました。
こちらは天然の雪の冷気を利用して室内を低温に保ち、酒を貯蔵するスペースです。
サーモスタットで温度を管理する一般的な冷蔵庫ですと、温度が上がると下げ、下がり過ぎたら緩めて、というように温度に幅が生じてしまいます。
しかし、雪室は温度の上下がほぼ無いので庫内の温度を一定に保つことが出来ます。
その結果、酒にストレスが掛けること無く貯蔵することが出来るのです。
雪室に雪を入れる扉。
シャッターには雪男が描かれています。
こちらから雪を詰め込みます。
雪室がある同じ敷地には精米所があります。
今回は精米所から見学させて頂きました。
写真の方は精米担当の八木昌仁(やぎまさひと)さん。
佐野が訪問した9月8日には既に新米の精米が行われていました。
こちらが貯雪室の入り口。
ドアを開けて中に入ります。
この雪で庫内を低温に保っています。
撮影したのは9月8日。
夏を越してもまだこれだけの雪が残っています。
雪室の貯蔵庫は3つの温度帯に分かれています。
雪の温度だけで冷やしている部屋は5度。
雪に冷気を加えて冷やしている部屋はマイナス5度。
井戸水で冷やしている部屋はマイナス10度です。