今回はご好意で仕込みを手伝わせて頂けることになりました。
笹一酒造の皆様、ありがとうございます。
まずは洗米と吸水。
ウッドソンの洗米機で洗った米を仕込み水に浸し、吸水させた米を脱水機まで運びます。
脱水した米をこちらのはかりで計測。
米の質量の何%分の水を吸水させるかが予め決まっているので、目標通り吸水出来たかどうかを確認します。
洗米、浸漬は時間との戦い。
全ての作業はストップウォッチで時間を計って行われています。
吸水させた米を次々に脱水機へ。
前日に洗った米が蒸し上がりました。
蒸し上がったばかりのアツアツの米をスコップで掬い、ザルに入れて行きます。
蒸し上がったばかりの米はとにかく熱い。
眼鏡を掛けていると蒸気で曇ってしまいます。
眼鏡が曇っても気にしている余裕はありません。
甑(こしき)で蒸された米をザルに移し、放冷機へ運んで行きます。
なかなかの重労働です。
こちらは櫂入れ(かいいれ)の作業。
タンクの中で酒が搾られる前の状態、醪(もろみ)を仕込んでいます。
実はこれ、簡単そうに見えてなかなか大変。
単にかき混ぜれば良いってもんでは決してありません。
こんな所にこたつが!
これは決して、蔵人さんが温まる為に設置されている訳ではありません。
真冬は仕込み部屋が冷え過ぎてしまうので、コタツで仕込み部屋を温める為に使用されています。
写真/清野達也
文/金巻 忍