《一般的な練り込み作品とは一線を画す芸術品》
陶芸家:西村 直城(にしむら なおき)
練り込みとは器に模様をつける技法のひとつ。
筆を用いて描くのではありません。
陶土を着色し、異なった色の陶土を組み合わせて模様を描く手法です。
一般的にはチェック柄(市松模様)や、少し手が混んだものだと割付文様のようなシンプルな幾何学模様。
動物や花が描かれることもありますが、細かな絵を表現するのは限界があります。
西村氏が創る練り込みは、逆転の発想です!
筆で描くことが困難な色のグラデーション。
筆で描くことが困難な繊細な線の連続。
それを練り込みの手法で実現しているのです。
まるで木の年輪のような美しい模様。
木星の表面のような不思議な模様。
稲穂を表現した幻想的な模様。
1本1本の線の細やかさ、この模様はどう創られるのか?
器を見ているとその世界に引き込まれていきます。
このような技を成せる作家はそういるわけではなく、西村氏の創る練り込みの器は他で見つけることは難しいと思います。
-----店主 佐野吾郎----
商品一覧 Item List
店主が西村直城氏と出会ったのは2019年。
それまで見てきた練り込み作品とは一線を画す芸術的な作品に驚きました!
また練り込みだけではなく釉薬を使った窯変(ようへん)の作品も手掛けています。
店主が最初に西村さんから買ったのは、オーロラを思わせる窯変の酒器でした。
お酒を入れた時の美しさにも注目して欲しいとのこと。
他に類を見ない卓越した技法を持つ作家さんです。
その素晴らしい作品をぜひご覧ください。
PROFILE
瑞城窯 西村 直城
日本工芸会正会員
京都工芸美術作家協会会員
1959年 |
京都市に生まれる |