《古都を感じさせる優美な酒器》
京焼・清水焼「観芙」
観芙(みふ)は、2020年創業の京焼・清水焼の新ブランドです。
早川元観氏と藤原芙由美氏の二人が立ち上げ、2022年に石戸生(いしどせい)氏が加わりました。
様々な釉薬と焼成技法を駆使し多彩なグラデーションを表現する「早川」
高い成形技術により、繊細で存在感のあるフォルムを巧みに作り出す「藤原」「石戸」
三者の強みを活かした作品を生み出しています。
また、各氏はそれぞれ自身の名前でも作品を生み出しています。
店主が「観芙」と出会ったのは2022年清水焼祭り。
美しく艶やかな光沢、薄造りで上品なフォルム、程良く軽く心地良い手触り。
京都の老舗料亭で出てくるような美しいこの酒器を全国の日本酒ファンにお届けしたいと思いました。
観芙の酒器で飲むお酒は、美味しさとともに豊かさも与えてくれます。
早川さんは大の日本酒好きで、口当たりの質感や角度にもこだわりあり。
その使い心地には蔵元にも愛用者がいるほどなのです。
陶芸家:早川 元観 (はやかわ はるみ)
酒器の色は釉薬だけではなく、用いる粘土の質、焼き方や温度、そして季節による粘土や釉薬の乾きの速さ、遅さによって出方が異なります。試行錯誤を繰り返しながら習得した独自の技法により、鮮やかで美しい発色の器作りが得意です。
陶歴
1985年 大阪に生まれる
2008年 立命館大学法学部卒
2017年 商社勤務などを経て、32歳の時に陶芸と出会い独学で陶芸の道を志す。
2018年 美濃茶盌展 入選
有田国際陶磁器展 入選
2020年 京焼・清水焼のブランド観芙(みふ)を立ち上げる。
2021年 青花堂・銀座店にて早川元観展を開く。
華道家元池坊・初生け式に観芙の花器を納入
2022年 京焼・清水焼展 入賞
テーブルウェア大賞展 酒器部門 入選
陶芸家:藤原 芙由美 (ふじわら ふゆみ)
幼い頃から土いじりが好きで、高校から陶芸を始めました。 こだわりのフォルム、一目見て息をのむ輪郭の美しさを追求しています。
陶歴
2005年 京都市立洛陽工業高等学校 京都伝統産業科卒業
2009年 京都精華大学 芸術学部 造形学科 陶芸専攻卒業
2010年 京都府立陶工高等技術専門校 成形科修了
清水焼窯元 丈夫窯 加藤丈尋氏に師事
2014年 京都市産業技術研究所 京都市伝統産業技術者研修 陶磁器コース修了
芙蓉窯せらみ屋 開窯
2016年 京都市長賞受賞 キリン「京都づくり」CM出演
京都陶磁器青年会 清水焼団地協同組合青年会
2020年 京焼・清水焼のブランド観芙(みふ)を立ち上げる。
陶芸家:石戸 生 (いしど せい)
滋賀県大津市膳所にある茶道具専門の窯元「膳所焼窯元陽炎園」にて12年間修行した後、京都にて作家として独立。 水をテーマにしており、水の持つ豊かな景色や表情を器に落とし込んだ作品作りをしています。
陶歴
1986年 京都生まれ
2009年 京都造形芸術大学 陶芸コース卒業
2010年 京都府立陶工高等技術専門校 成形科修了
(有)膳所焼窯元 陽炎園にて職人として12年間修行
2022年 京焼作家ユニット「観芙」に参加
2023年 京都にて開窯 作家として活動開始