ドイツ ファルツで躍進
日本人の醸造家が活躍するワイングート
日本人の醸造家が活躍 。ワイングートの躍進に貢献。
ベルンハルト・コッホで醸造家を務めるのは日本人の坂田千枝さん。 |
醸造家を務める坂田千枝さん |
出身地の兵庫県は果樹が豊富な県で、幼い頃より果樹栽培の仕事をしたいと考えていました。
そして2013年よりベルハル・トコッホで働くようになりケラーマイスターとして現在まで6年間勤めています。 |
坂田千枝さんのプロフィールと自己紹介
兵庫県立農業高等学校園芸科果樹部門(葡萄 栽培専攻)に進学 。
17歳の時に研修で訪れたドイツで見た一面の葡萄畑に感銘を受ける。
2003年、高校卒業後ドイツに渡り、現地の職業訓練校で学びながらドイツ国内の様々なワイナリーで働く。またオーストリア、南アフリカのワイナリーで研修し、経験を積む。
その後、国立ヴァインスベルク栽培醸造学校に進み、2012年に栽培醸造技術師の国家資格を取得。
2013年10月より現在までベルンハルト コッホの醸造責任者として活躍中。
私は兵庫県の出身です。もともと小さい頃から植物がすごく好きだったので、農業高校の園芸科に入学しました。今やって いる作業が 1年後、 2年後、 3年後に影響されるという果樹の栽培がすごく面白いと思って、あっという間に、特に葡萄に夢中になりました。
2003年の 3月に高校を卒業して、5月にはもうドイツに渡っていました。そこから色々なワイナリーにお世話になって、研修したり働いたりしながら職業訓練学校に通い、オーストリアや南アフリカで研修を繰り返しました。 |
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「このワイン買ってよかった。おいしい。コッホっていうんや」ってみんなに言ってもらえたら ワインは一人で造るものではありません。畑に入って、いろんな人がひとつひとつ丁寧に正確に作業を行なって、大事に育ててもらった葡萄をセラーでこちらが受け止めて、そのクオリティを出来る限りキープしながら、正しいタイミングに正しい判断をして、醸造作業を行なって、そしてワインという形になっていきます。 その完成品として瓶詰めしたワインがお客様のもとに届いて、「このワイン買ってよかった。おいしい。コッホっていうんや」ってみんなに言ってもらえたら、醸造者として一番嬉しい瞬間だと思います。
今、日本でコッホのワインが販売されるようになって、まだ実感がわいておらず、少し恥ずかしいような気もしています。 |