《クラフトカヴァ、入手!》

「クラフトカヴァ」と呼びたい優しい味わいのカヴァを入手!

「入荷」じゃなくて「入手」と呼びたいんです。輸入元の残りを全部さらえたから。

試飲会でシャンパンや様々な高級スパークリングが並ぶ中でも存在感があり、即決。

小さな蔵元が最良区画を厳選して造る少量生産品です。

第一搾汁のみ使用、瓶内熟成60ヶ月の長期熟成が生むコクと深み。

泡もの大好きな店主まーちゃんが自信を持ってお薦めするこだわりカヴァなのです。

《控えめに言って最高!》

熟した洋梨や桃のような柔らかな果実を思わせる甘く優しい果実香。

アタックからこの香りどおり充実した果実味がはっきり感じられます。

柔らかく甘み、丸みのあるコク、尖りのない酸味とのバランスが絶妙。

明快で美味しさがわかりやすいのに、多層感や複雑味も感じられます。

爽やかさも柔らかさも同時に存在するところに面白みがあります。

これ1本で乾杯から食中まで任せられる懐の深さ。

これ、控えめに言って最高!

2016年VTは当店在庫限り。お急ぎください。

醗酵：ステンレスタンク

熟成：デゴルジュマンまでの瓶内熟成期間60ヶ月

平均年間生産量：2841本

《有機栽培・ビオディナミの「テロワール・ワイン」》

現在のワイナリーは1988年、家業を継ぐことを期待されていたジョアン・バデル氏により設立。ペネデスD.O.の上級地区アルト・ペネデ

基礎となったカン・トゥトゥサス・エステイトと周囲の森は長らく打ち捨てられていましたが、古くは1349年の記録にも見られる歴史あるエステイト。松やオーク、灌木、エニシダ、フェンネルやローズマリーなどの植物に溢れた環境は、自然を尊重したワイン造りには最適のテロワール。

1999年には息子のライモン・バデル・イ・ロゼス氏が加わました。

ライモン氏の参加で本格的に有機栽培を実践するようになり、これを機にブドウ栽培の合理化・改善が進みました。正しいメソッドに則った有機栽培を実践するようになったことでワインの品質にも多大な変化がおきることを目の当たりにし、畑での仕事がいかに重要であるかを改めて認識することとなりました。

こうして慣習的な畑作業から有機栽培へ、そしてビオディナミへと意識を広げて行くことになります。(有機認証：CCPAE)

バルドリーナのワインは確実に「テロワール・ワイン」へと進化しました。

《山間のわずか11haの自社畑で、自然を尊重したワイン造り》

地形上、山間の隙間の畑のため、ブドウ栽培は大変小さな区画で行なわれています。

このため収量は大変低くなってしまいますが、ブドウの凝縮感は比類ないものとなります。

この地域は長い歳月をかけて土地の浸食により形成された渓谷が広がっています。

自然のままのゴツゴツ岩だらけの地形で有機物質が極端に乏しく、石灰質の岩の上にさまざまな粘土性の成分が広がっています。この石灰岩は浸透性が高く水分を保ちます。

《小さなセラーで全て手造りのクラフト・カヴァ》

カバは2006年に友人のフェラン・ジル・イ・ガルシア氏がワイナリーに参加してから誕生。

バルドリーナのような小さなワイナリーでは複雑なカバ造りの工程も全てが手作りです。

ワインを造るのも、セラーに運び入れて熟成させるのも、ルミアージュ(動瓶)やデゴルジュマンまで小さな部屋のような施設の中で全て手作業。

まさに情熱と愛情が込められた手作りのワインといえるでしょう。

（※2015年よりガルシア氏は他の産地に移りました）

(文章：佐野 雅子)