南アの歴史を塗り替えた新しい始まり ◎ニュービギニングス ピノタージュ(赤) 750ml
商品説明
《人生の節目に贈るギフトにもぴったりなワイン》
ハッピーワインのサイトを立ち上げたのが1997年。
このワインが海外輸出されたのが翌1998年。
当時まだ数少なかったハッピーワインの南アワインのラインナップのひとつでした。
今回久しぶりに試飲する機会があり、イキイキした素直な果実味に感動!
再びラインナップに仲間入りです。
「ニュー・ビギニングス=新しい始まり」という名前には深い理由があります。
結婚や転職・退職など人生の節目に贈るギフトにもぴったりな名前のワイン。
ぜひ、このワイナリーの成り立ちにも注目して欲しいと思います。
《南アフリカの歴史を塗り替えた「新しい始まり」》
南アフリカ・ケープタウン郊外のパール地区に、白人弁護士アラン・ネルソン氏が子供の頃からの夢であった葡萄畑とワイナリーを購入し「ネルソンズ・エステイト」を開いたのは、アパルトヘイト(人種隔離)政策も終焉に近づいた1988年のことでした。
ネルソン氏は労働者を集め話をしました。
それは、素晴らしいワインを造る為の二つの画期的な改革でした。
一つ目は、当時行われていた「ドップシステム(労働者への賃金をワインで支払う習慣)」を廃止すること。
二つ目は、そこに居た黒人労働者達(当時は農園と農園労働者はセットで一緒に売買されていた)に「みんなが造ったワインで地域の品評会の賞をとることができたら何かプレゼントをしよう」という約束でした。
彼らの努力が実り「ネルソンズ・クリーク」のワインは、それから数年後の1994年から3年連続で見事金賞を授賞。1997年、ネルソン氏は約束のプレゼントとして彼の労働者16人に9ヘクタールの葡萄畑を与えました。
労働者達は「クレイン・ビギン(小さな始まり)」という協同組合を設立。
自分達のオリジナルワイン「ニュー・ビギニングス」を造り始めました。
更にネルソン氏は、無償で彼らにワイン醸造設備を貸し、当時の「ネルソンズ・クリーク」のワイン醸造家カール・アレン氏による技術指導も無償で行いました。
翌年1998年、遂に南アフリカ史上初の黒人生産ワインが誕生し海外にも輸出されるようになりました。
《素直な果実味!ジューシーさこの上なし!》
やや薄いピンクがかったきれいな赤色。
熟したプルーンやプラム、レーズンなどを思わせる甘い果実香。
またコーヒーやヴァニラ香も。
アタックから瑞々しい素直な果実味が広がる、ちょうど良いミディアムボディ。
完熟果実の柔らかで優しい甘みが印象的。
タンニン、酸も適度でまろやか。
ごく軽く樽のニュアンスもあり。
(中古樽、オークチップを入れたステンレスタンクに分けて6-9か月熟成)
赤ワイン初心者の方にも飲みやすいタイプ。
飲み慣れた方にもこの口当たりの良さは特筆モノ、かつ少々危険・・。
冷蔵庫から出してすぐ楽しめるので、夏場には特に重宝です。
お料理も幅広く合わせられます。
ハンバーグ、ローストポーク、ローストチキン、焼肉、焼き鳥、生姜焼き、唐揚げ、ミートソースやトマトソースのパスタ、ラザニア、ピザ・・普段の家庭料理になんなりとどうぞ。
どなたにも愛される飲みやすさなので、ホームパーティーの1本にもお薦め。
チーズやドライフルーツをお伴に、お家ちょい飲みにもお薦めですよ。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2021 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | 南アフリカ |
生産地 | ロバートソン(ブレード・リヴァー・ヴァレー地域) |
生産者 | ニュー・ビギングス |
■味わい:ミディアムボディ ■ぶどう品種:ピノタージュ100% ■格付け:----- ■アルコール度数:14% |