南ア冷涼テロワールに魅了されたフランス人が造る! ◎ジュリアン・スカール エヴィデンス シャルドネ(白) 750ml
商品説明
面白いワインを見つけました!
繊細で、「美しい」と表現するのがピッタリの逸品!
このワイン、南アフリカ産ですが、造っているのはフランス人。アルザスでリースリングを、南アフリカでシャルドネを使ってワインを造っています。シーズンごとにフランスと南アフリカを行き来する、いわゆるフライング・ワインメーカーです。
試飲会でこの美味しさに出会い、ちょうど良いタイミングで生産者が来日!
生産者との食事会にも出席させて頂き、じっくりとワインに向き合ってきました。
南アフリカでは、シャルドネのみで4アイテムを生産。
そのうち3種類は「造りは全て同じ、違うのはテロワールのみ」という面白い挑戦。
いずれも冷涼な4つそれぞれの地区、南アフリカのトップ生産者ポール・クルーヴァー、ニュートン・ジョンソン、クリスタルムが所有する畑から高品質のぶどうを購入。
【共通事項】
・1日の一番涼しい時間に手摘みで収穫。
・クーリング・ルームで1日冷却。
・全房をソフトプレス後、300Lのオーク樽で天然酵母・低温・長期発酵(最高3ヶ月)
・マロラクティック発酵なし。
・熟成12ヶ月。
・清澄なし、軽い濾過、ボトリングラインもスローオペレーション。
どのワインも共通して、大変繊細で綺麗なシャルドネではあります。
が、同時開栓でじっくり飲み比べると、テロワールの違いが確かに感じられます。
「大人の自由研究」的に飲み比べすると楽しいと思いますよ!
このエヴィデンスは、エルギン地区産。
エルギンは周辺を山に囲まれた盆地で、ケープ地方で最も冷涼な地区です。
ポール・クルーヴァーの北向きのやや暖かい斜面の畑から(南半球は北向きの畑のほうが日照が良い)、樹齢30年の葡萄を購入して造られます。
うんちくが長くなりましたが、味わいはシンプルにお伝え出来ます。
「文句なく美味!」
2015年VTは、プラッターズ・ガイドで4.5星の高評価獲得実績!
薄い黄色。
レモンやグレープフルーツのような爽やかな柑橘香に加え、軽くピーナッツのような香りも。
味わいは透明感とふんわりしたふくよかさが同居。
柑橘っぽい爽やかな甘みを、冷涼気候らしい引き締まった酸味が取り巻きます。健やかに育った果実味の充実感あり。冷涼気候を反映したシャルドネのお手本になるような、美しく整った味わい。
パワフルな果実味や樽の存在感が強いゴージャスさではなく、果実が育った風景を思い描けるようなナチュラルさをお楽しみ頂ける逸品。
高樹齢で低収量となることと引き換えに、葡萄に凝縮感が生まれ、ルネサンスより少しリッチさとふくよかさがあるので、生産者との食事会メニューの中では、生ハムやキッシュなど、旨味のあるものとの相性が良いように思いました。
素材の美味しさを楽しむ日本の食事に、ジュリアン・スカールの造るナチュラルなシャルドネは美しく調和すると思います。
旬の野菜や魚介の天婦羅、お寿司などと合わせて、お家で料亭気分を楽しんで下さいね!
=====【輸入元資料より】
グランクリュ・ワインメーカーのジュリアン・スカールは、2003年に南アフリカ・ウォーカーベイ地区のブシャル・フィンレーソンの収穫を手伝いに来た際、南アフリカの冷涼地区、特にエルギン、オーバーバーグ、ウォーカーベイ、ヘメル・アン・アード地区のシャルドネのポテンシャルに衝撃を受けた。
ジュリアンは、地域や土壌、気候の違いによってワインの味わいが変わることに魅了され、そのテロワールの違いを自分のワインで表現してみたいと奮起。
翌2004年、南アフリカに戻りニュートン・ジョンソンのオーナーを説得。彼の支援を受け、南アフリカでジュリアンの新しいワインを作るプロジェクトがスタートした。
2005年が初ヴィンテージ。2013年には、ブルゴーニュのワイン・スクールを卒業したソフィが加わり、現在ポール・クルーヴァーのセラーを借りて醸造している。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2017 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | 南アフリカ |
生産地 | エルギン(ケープ・サウス・コースト地域) |
生産者 | ジュリアン・スカール |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:シャルドネ ■格付け:----- ■アルコール度数:13.5% |